山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第27日

2007-07-28 07:50:13 | くるま旅くらしの話
今日は移動日。いろいろ考えた結果、富良野経由ではなく、層雲峡経由で士幌方面へ行くことにした。士幌のナイタイ高原牧場へ行きたかったのである。9時過ぎ当麻スポーツランドを出発。給油のため旭川の方へ少し戻って、引き返してR39を層雲峡方面へ。1時間ほど走り層雲峡を通過する。最近は層雲峡に立ち寄ることは殆どない。柱状節理の奇岩、変岩の壁を見るなら、もっと静かな所が幾つもあるのを知ってしまったからなのかも知れない。層雲峡を過ぎ、R273に入って三国峠に向かう。三国峠は標高1150mあるが、その下をトンネルが通っており、それを通過すると、どこまでも下り坂が続いている。士幌まで約1時間、ナイタイ高原牧場の案内板を見て、右折ししばらく走ると、牧場の入口に着く。ナイタイ高原牧場は道の開発事業として経営されているらしい。広大な面積を誇るナイタイ高原に広がる牧場で、その広さは信州の霧ケ峰や美ヶ原を上回っているのではないか。牧場の入口から展望台の茶店に行くだけで、6kmもあり、そのはるか彼方まで牧場は広がっている。あまりに広過ぎて、カメラでそれを撮って表現するのは不可能だ。前回此処を訪れた時は、霧のためその全容を見ることができなかったが、今日は雲はあるが高く、眺望は抜群だ。牛たちの集まりの塊が幾つか、遥か彼方に豆粒のように見える。高原を渡る涼風は、実に心地よい。食事の後、いつもの様に昼寝。夢は天国にあり、一切の悩み事などは放棄して2時間を過ごしす。さて、現実に戻って決めたのは、士幌に新設された道の駅、しほろ温泉というのに行ってみようということ。漏れ聞くには、士幌の道の駅に熊が出没し、夜間の駐車場泊は禁止となったとか。士幌には二つの道の駅があるが、知っている方は熊が出るロケーションにはない。とすれば新しい方が、その話に該当するはずだ。その確認とついでに温泉にも入りたい。ということで道の駅に到着。立派な温泉施設があり、道の駅構内には無料の足湯も作られている。周囲には何軒かの民家もあり、とても熊君が出没、徘徊出来る様な所には思えなかった。相棒が後で温泉に入った時訊いてみたら、そんなことはないという話だった。ヤッパリなと思った。人の話は、まさに伝言ゲームの様に曖昧なことが多い。人は信じるけど話は丸飲みしない様にしなければならないなと思った。ここの温泉はモール温泉というもので、太古の植物のエキスが湯の中に滲み出て、それが身体に良いらしい。それも嬉しいけど、もっと嬉しいのは65歳以上は150円も割引されて、350円で入れることだった。セコイと言うなかれ、老人の特権に与って妙な優越感に顔を歪める時なのである。モールとやらの効果は良く分からなかったが、とにかくいい湯だった。そのままここに泊まろうかと思ったが、相棒が牛糞の香りに鼻を押さえているので、こりゃダメだと即断し、当初予定していた道の駅:鹿追へ向かう。鹿追の道の駅には給水所もあり、有り難い場所だ。やや覚めかけた汗を拭って、ビールで一杯やって、今日は終わり。本日の走行距離は250km。久しぶりによく走った。
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