【昨日(9月9日)のレポート】
≪行程≫
Aさんの別荘 →(道道他)→ 道の駅:マオイの丘公園 →(R274・道道45・R36)→ 道の駅:花ロードえにわ → Aさん宅 (泊) <23km>
≪レポート≫
早朝から混乱、困惑で始まった一日だった。その原因は雨と風。どちらも相当のものだった。昨夜寝る頃の空は、曇りで雨は降っておらず、只風がかなり強くて、時折突風が車を揺さぶるという状態だったのだが、寝付いた後車の天井が騒がしくなり出し、どうやら雨が降り出したようだった。予報では今日は雨ということだったが、これほど早く降り出すとは思わなかったのである。ところが降り始めた雨はずっと降り続けた様で、あまり気にもせずに眠ってしまったのだが、3時過ぎに目覚めてみると、相棒がすでに起きているようで、寝床にはいないのである。どうしたのだろうと起き出して訊くと、風が強く雨も降り続けておるので、車が揺れて眠れず、強風で転倒したり、ぬかるみとなった駐車場所から車が脱出できなくなるのではないかという不安で、起きているのだという。いつものオーバーな悩みが始まったなと思ったけど、強風での転倒はともかく、ぬかるみの方は、留めている地盤が道脇の草地で、乾燥時は固いのだけどいったん雨が降ると直ぐに緩むという地質で、以前泊まらせて頂いた時も後輪が空転して動かすのに苦労したことがあったので、このままの位置ではまずいかなと思い、車を少し移動させぬかるみを避けるようにしたのだった。それでいったん落ち着いたようにはなったのだが、5時過ぎになっても雨勢は一向に収まらず、このままではヤバイかもと不安になり、Aさんご夫妻が起き出されるであろう頃を見計らって、一先ず恵庭の道の駅辺りに移動させて頂き、その後お宅の方に挨拶に伺うからとお願いしたのだった。Aさん宅は恵庭市内の道の駅から至近距離にあるのである。我がSUN号は重量が大きく3トンを超えているので、ぬかるみには要注意なのだ。早朝からの突然のとんでもない話にAさんご夫妻も驚かれたようだったが、快く承知して頂いてありがたかった。勿論このままさよならするつもりはなく、雨が落ち着いたらもう一度ご自宅の方へ挨拶に伺うつもりでいる。
ということで、6時半過ぎに別荘を出て、先ずはとりあえず最寄りの道の駅:マオイの丘公園に向かう。今までにも雨はかなり降ったようで、道路にはかなりの水たまりが続いていた。道の駅について、トイレなどの処理をした後、とにかく約束の恵庭の道の駅に行って、天気の様子を見ることにした。道の駅:花ロードえにわは、マオイの丘公園からは、15kmほどの距離にある。空は益々暗くなり、雲が走って、こんな状況ではやはり早々に脱出したのは正解かなと思いながらの走りだった。間もなく道の駅について、駐車場の隅の方に車を停める。突然の脱出だったので、Aさんご夫妻は調子を狂わされたに違いない。真に申し訳なし。今日は予定としては、良い水の汲める千歳市の道の駅:サーモンパーク千歳に泊まることにしているので、Aさんご夫妻が自宅に戻られるまでは、それがどんなに遅くなってもこの道の駅に留まっていることにしたのだった。
恵庭の道の駅では、市内近郊で採れる新鮮な野菜や果物、花卉類が豊富に並べられて販売されており、品質も素晴らしい。その売り場を覗くのも楽しい。この頃はいつも長沼町の道の駅:マオイの丘公園で買っていた野菜を止めて、この道の方に変更している。人気があり札幌などからわざわざ買いに来る人も多く、駐車場の車の出入りは活発なのであった。だから、刺激が多く長時間滞在していても退屈などしない場所なのである。
ということで、午前中は野菜市場を覗いたりして、それなりに楽しい時間を過ごしたのだったが、この間天気の方はやや小降りの状態が長かったのだけど、11時過ぎにトイレに小用を足しに行った時には、戻ろうと思ってドアの所まで来て外を見ると、何と駐車している車が雨の飛沫で見えないほどの猛烈な雨が降っていたのだった。まさにバケツをひっくり返したような降りに、車に戻ることもできず、ただただ雨勢の弱まるのを待つだけの有様だった。傘などさしても何の役にも立たないほどなのである。15分ほどで雨勢が少し衰えたのを見計らって車に戻ったのだが、この間一人で車の中にいた相棒は、思わず恐怖感に捉われたほどの降りだったと感想を述べていた。12時近く、Aさんから連絡があり間もなく道の駅の方に来られるとのこと。その後は自宅の方にとのご案内を頂いた。間もなくご夫妻の車が見えられ、その後を付いてご自宅まで2分足らずで到着。
改めてお詫びを申し上げる間もなく、ご自宅に上り込んで、続きの歓談が始まった。夕刻にはお別れしようと考えていたのだったが、結局Aさんご夫妻に千歳に泊まるのならここに泊まっても同じことでは、と強く勧められて、甘える結果となった。3日もご迷惑をおかけすることを嬉しく、ありたく甘受することにした。それからの時間は、二組の夫婦4人にとってだけの格別の語らいだったことは言うまでもない。その内容などを書くことは不可能である。
夜半から再び猛烈な雨降りが何度も襲ってきたのだけど、もう地盤の心配をする必要はなく、ただ天井を叩き続ける雨の音を疎ましく思いながらも、いつの間にか眠ってしまった。いやはや、今日は風雨にもみくちゃにされた予定の砕け散った、一日だった。なれど、決して不満や愚痴などとは無縁の一日でもあった。
今日(9/10)の予定】
Aさん宅 → 道の駅:花ロードえにわ →(R36・R337)→ 道の駅:サーモンパーク千歳 →(R337道道16・R276)→ フォーレスト276大滝 →(R276・R453)→ 道の駅:そうべつ情報館(泊)
この時期の北海道といえば
毎日さわやかに晴れて
穏やかな気候で
過ごしやすい楽園…という
イメージをもっていましたが
そんな訳、ないですね。
でも、そんな時でも
山本さんは
かねてお付き合いのある
お仲間との繋がりで
いろんな楽しみ方が
できるんですね。
北海道のくるま旅…
憧れです。
いつか必ず実現したいと
思っています。
山本さんのブログで
勉強させていただきます。