山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

旅の記録から:2005年東北の春訪ね旅(第12日)

2009-03-13 01:53:42 | くるま旅くらしの話

第12日 <5月5日()

角館町武家屋敷駐車場<市街名所旧跡及び堰堤の桜など見物>→ (大覚野街道)→西木村・カタクリの郷(秋田県西木村)→(角館街道)→乳頭温泉・蟹場の湯(秋田県田沢湖町)→(秋田街道)→ 道の駅:雫石あねっこ(岩手県雫石町)(泊)<100km>

 

昨夜は暗くてよく判らなかったが、朝起きて武家屋敷の辺りを歩いてみると、この旅では2度目の角館の枝垂れ桜は、もうすでに満開を過ぎており、葉桜の兆候が現れていた。桧木内川堰堤の方は今が満開だった。

   

桧内川堰堤の桜。この写真はほんの一部。手前側に向って2km近く桜並木が続く。

   

桜並木の内側。ソメイヨシノの巨木が2列縦隊で延々と続く。この道は馬車なども走らず、ただただ人の波が押し寄せるだけなのだが、今日は未だ早朝で人影はまばら。

昨日弘前の桜を観てきているので、さほど桜開花状況へのこだわりはない。午前中(倅のため)時間を掛けて街中を散策。しかし倅めは、存外の野暮な奴で、城下町の情緒などあまり関心なさそう。明日、盛岡から帰る予定なので、午後は近くの西木村にあるカタクリの群生を見せてやろうと出発。

八津という所にある赤倉栗園の広い栗林の下地がカタクリの群生地となっており、最盛期のそれは一面が赤紫のジュータンとなる。

   

カタクリの群生の花。栗林の下一帯がカタクリの花畑となっている。最盛期を過ぎたらしく、ややあせた色となっていたのが残念。

   

カタクリの花の近影。愛らしいけど、よく見るとシクラメンに似て下を向いた花がそそけ立っている感じがして、ちょっぴり不気味さも覚える。

関東近郊のそれとは比べものにならない広さである。しかし行ってみると、今年は既に最盛期を過ぎてやや色あせた感じであった。それに駐車場が狭く、且つ探訪コースが幾つもあって、車は一方通行で極めて通りにくい。早々に切り上げて温泉に行くことにした。

以前、田沢湖高原温泉郷にある国民宿舎駒草荘で立寄り湯をしたことがあるので、その辺りへ行ってみることにした。田沢湖のたつ子像でも見たらと思ったが、倅は温泉の方がいいという。殆ど毎晩普通の温泉だったので、今日は少し本格的な温泉の方がいいかもしれないと、結局は高原を過ぎて乳頭山麓の奥にある蟹場の湯という所へ到着。辺りは雪が1m以上残っており、未だ冬。秘湯と言っていいだろう。いかにも温泉場らしい雰囲気で倅も充分に満足したようである。

 山を下って、来た道を角館方面へ少し戻り、秋田街道に入って県境の長いトンネルをくぐって岩手県は雫石町の道の駅へ。今日の泊まりはここ。我々はこの旅では二度目だが、倅には旅の最後の夜となる。

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