山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

09北海道くるま旅くらし:第50日

2009-08-30 01:01:51 | くるま旅くらしの話

行程:東北道・長者原SA→国見SA→那須高原SA→(栃木都賀JCT)→北関東道・笠間Pi→(友部JCT)→常磐道・谷和原IC→自宅

今日は旅の終りの日。名残りの雨なのか、朝起き出す前は、かなりの雨が天井を叩いていた。こりゃあ、土砂降りの天気なのかなと窓の外を見たら、何と遠く、近くに青空が覗いているではないか。お天気雨なのだと思っていたら、しばらくすると一気に蒸し暑さが増してきた。雨は止んで、北海道とは異質の暑さが襲ってくる感じがした。これでも内地の人は朝夕涼しいなどと言っているのであろうか。

今日は家までの残りのコースを走るだけの、真につまらない時間を消化するだけのことである。とにかく最後まで油断無く安全運転で着地しなければならない。家に着けば、待っているのは灼熱地獄の中での庭や畑の草取りである。

9時丁度出発。昨夜の長者原SAは思ったより静かで、眠りも充分だった。尤もいつものようにブログの投稿に真夜中の3時間を使っているので、2番寝の寝起きは100%スッキリというわけには行かない。いい天気になるのかなと思っていたのだったが、その後の空模様は存外不機嫌でどちらかといえば、雨含みの曇りが続いた。1時間と少し走って宮城県を通過し、県境近くの福島県の国見SAで小休止する。駐車場はかなり混んでいた。名産の桃などの果物が店頭に並び、着物を着た桃娘さんというのが愛嬌を振りまきながら販売に華を添えていた。しかし存外の高価格でとても買う気分にはなれず、ひたすら桃娘さんの所作などを眺めるばかりだった。

その後は、更に1時間半ほど走り、今度は福島県を通過し栃木県に入って、那須高原SAにて昼食休憩とする。相棒は外食希望で、さっさと車を降りて行った。食べたいものが無い時には、戻ってきてラーメンを作って食べるとのことだったが、戻っては来なかった。何かいいものがあったらしい。それが何かなどは訊かない。こちとらは、最初から野菜をいっぱい入れたラーメンを作って食べるつもりでいる。ラーメンは勿論インスタントだが、野菜などの具をたくさん入れれば問題は少ないと思っているので、時々は作って食べることにしている。この程度の調理は苦にはならない。1時間ほど休憩し、最後の給油をして出発。

東北道から北関東自動車道に入り、少し走って笠間Piという名の休憩所で最後の休憩を取る。この北関東自動車道というのは、現在は常磐道と東北道を結ぶところまで出来上がっているが、高崎で関越道とつながるようになると、自分の所からは、上州の温泉などに行くのに至便となる。早く完成して欲しいものだ。高速道には元々あまり関心がなく、北関東道が東北道とつながっているのを知ったのはつい最近のことだった。何しろ最近は休日の特割があるので、多少風が吹いても利便性を感ずる場合は利用するようになった。早い話が、今回の北海道の旅も本来なら一般道を時間をかけて往復するのだが、それが不意となった。人間というのは、利に転ぶものではある。

笠間のパーキングは初めて立ち寄ったのだが、PAではなくPiとなっているのが良く解らない。笠間市近郊の情報がより多く発信される基地としての機能があるということなのか。ま、新しいトイレは感じがよかった。笠間まで来れば、後はもう1時間足らずで我が家である。友部から常磐道に入って、谷和原ICで降りて、我が家に着いたのは15時50分だった。50日間の全走行距離は、6,445kmだった。

その後は汗だくとなって荷物の積み下ろしに取り組み、最後はいい加減に放置して明日に繰り越し、ともかくも汗を流して一杯やり、明日から英気を養うべく早々に寝床に横たわったのだった。庭も畑も予想通りの混雑振りだったが、それらは全て明日からのこと。今日はこれで終わり。ともかくも旅は終ったのである。

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