山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

南房の花:ポピーの花の精

2008-02-27 08:14:13 | くるま旅くらしの話

南房の花を代表するものといえば、ストック、キンセンカ、キンギョソウなどが挙げられるが、もう一つポピーも忘れてはならない。今回の旅では、ポピーはもう終わってしまったのか、それともこれからなのか、あまりその艶やかな姿を観ることは出来なかった。

ポピーを育てるのに、どのようなご苦労があるのかはよく知らないけど、買う側からは少し扱いにくいところがある花だ。咲いているときは美しいが、咲く前の蕾がどんな花を咲かせてくれるのか判りにくいし、咲いてしまえば散るまでの時間が早いような気がする。一瞬の美しさを愛でるような風情の花であり、たくさん買うのにはかなりの勇気が必要のような気がする。

今回の花畑には数少ない、咲いているポピーの花の中から、5色を選んでカメラに収めてみた。相棒が花屋のお母さんと花を選んでいる間の束の間の時間だった。

ポピーの花は、全部で何色あるのかは知らないけど、5色もあれば私には十分である。どの花にも繊細な色合いがあるけど、ポピーの場合は、花を咲かせようとするエネルギーがとりわけて大きくて、その色合いの微妙さも際立っている感じがする。一体に芥子科の花にはある種の毒々しいほどの艶やかさがあり、時に不気味さを感じさせることもあるけど、ここのポピーには、それはないように思えた。初めて春の房総を訪れた時に見たポピー畑には、ただただ繊細な美しさだけが一面の畑を覆っていたのを思い出す。

芥子の花言葉を拾ってみたら、次のように書かれていた。赤:慰め 深紅:妄想 白:眠り、忘却、私に毒 とあった。花言葉は、どうやらイギリスが発祥の地らしいが、詳しいことは判らない。この芥子に関する花言葉を見る限りは、何だか当てはまっていないような、いるような感じがした。それで、自分でも作ってみた。

  

    花言葉:隠せぬ情熱

  

    花言葉:鮮烈な想い

  

    花言葉:落胆の哀しみ

  

    花言葉:空しき忘却

  

    花言葉:遥かな離別

 

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