旅の記録を残す方法に関して、デジカメ日記を推奨したいと思います。今日はそのことについて書いて見たいと思います。
私は旅というのは、楽しみ方に3つのステップがあると思っています。それは、①前楽(又は予楽) ②現楽 ③後楽の3つです。前(予)楽というのは、旅に出かける前に旅の準備をしながらこれからの旅のあれこれを想って楽しむことであり、現楽とは旅の実際の場で毎日を楽しむことです。そして後楽というのは、旅から戻ったあと、これまたあれこれと旅の思い出を楽しむことです。
それぞれのステップにそれぞれの心がけというかその様なものが必要と考えますが、後楽を充実させるためには、記録のデータが必要です。
私は今まで記録としては、日記と旅の立ち寄り先ごとに作成したメモを使って、旅を終えた後それらの記録をエッセー風の日記にまとめて残すようにしていますが、昨年の7月以降はこれに強力な助っ人が加わりました。それがデジカメ日記というわけです。
これはTVを見ていて、ある方が何か問題を感じた時にはデジカメに撮って残しておき、それを使って問題解決をされるという話を聞き、なるほど!と手を打って同感し、その翌日から自分もそれをデジカメ日記という形で実践してみようと開始した次第です。
実際には、毎日これは残しておいた方がいいなと気がついた時にその景色やら人物やらをデジカメで撮影し、1日が終わったあと、パソコンに収録して1枚1枚に簡単な見出しをつけるというやり方です。デジカメの写真は撮影日時が自動的に記録されますので、簡単なタイトルさえ付けておけば、それが何処の何だったかを思い出すのは難しくありません。特に気になる出来事については、写真のプロパティの概要欄にコメント書いておけば確実にその出来事を思い起こすことが出来ます。
それまではデジカメも従来のカメラと全く同じように人物の記念写真や風景写真のようなものを撮るだけの使い方でしたが、デジカメ日記をつけるようになってからは、カメラの活用度は今までは想像もできなかったほどの多用のレベルとなりました。毎日カメラを携帯し、機会あるごとにシャッターを切っているからです。旅に出て、多いときには100枚近くの写真を撮る時もあります。あとで見出しをつけるのが大変ですが、馴れてくると写真を見た瞬間に見出しのフレーズが決まるようになるから不思議です。今ではデジカメ日記は毎日の当たり前の仕事として定着しています。
デジカメ日記は、旅の記録ということでなくても、普段の生活の記録として有効、有用だと思います。文字の記録も大切ですが、説得力という点では映像の記録の方が遙かに上のような気がします。口でどんなに弁明しても1枚の写真が語る力の方が大きいのは、TVの事件ドラマなどでは不断に取り上げられているシーンでも明快す。昔でしたら、アルバムというような形で写真の整理をしたわけですが、今はその様な煩わしい手間をかけなくてもパソコンの中に簡単にたくさんの記録を保存することが可能なのです。
少し煩わしい部分もあります。小さいデジカメでも、常時携帯して持ち運ぶというのは、面倒で邪魔臭いのですが、慣れてくればどうってことはなくなります。私の場合は、ベルトに専用のデジカメ収納の小さなバッグを取り付けて活用するようにしています。
デジカメを「ハイ、チーズ!」と記念写真のようなものばかりに使っているだけでは勿体ないと思います。何気ない不断の映像記録を撮るということに意義があるのではないかと考える様になりました。旅に出たときは勿論、在宅の毎日の暮らしの中でも今はデジカメが離せなくなりました。10年もこれを続ければ、これは自分にとっては大きな財産になるに違いないと思っています。
何だか自慢話のようになってしまい、失礼しました。
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