山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

山陽・山陰の道ふらり旅: 第3日

2009-10-26 07:31:15 | くるま旅くらしの話
行程:Tさん宅→(阪神高速・名神高速・R43)→Mさん宅→(R43・R2・新神明道・R2・R250)→道の駅:相生白龍城(泊)

昨夜は就寝は遅かったが、いつもの習慣で朝の4時には目覚めて頭スッキリである。昨日の興奮が少し醒めて、今此処にいる幸せのようなものを実感する。
Tさんにはすっかりお世話になってしまった。久しぶりに本格的な朝ご飯を頂きながら改めてありがたく嬉しく思った。9時過ぎ名残を惜しみつつTさん宅を出発する。ありがとうございました。
今日の予定は、くるま旅の大先輩の、神戸市在住のMさん宅にご挨拶に参上すること。その後は相生の道の駅まで行き、そこに泊まるつもりでいる。Mさんからは、昼食をご一緒にと、嬉しいメールを頂戴している。出発前Tさんから神戸までの高速道のコースを入念に教えて頂いたのだが、大阪・神戸には全く土地勘がなく、自信がない。何とかなるだろうと高速に入ったのだが、案の定、環状道の通行を間違えて池田の方へ行ってしまった。池田が何処なのかもわからない。しばらく走っていると、名神の標示板が目についたので、あれに入れば西宮に行く筈だと、半分安堵する。流れは順調でたちまち西宮へ。結果オーライだった。神戸も車ではめったに走ったことがなく、少し不安があったが、迷うことなくMさん宅に着くことができた。それにしても、神戸の坂は大へんなものだなと思った。
Mさん宅を訪ねるのは初めてのこと。旅では今年の夏7月末の北海道でお会いしたのだった。今回は良い機会を得たと図々しくも参上した次第。Mさんは私とは一回り近い人生の先輩であり、くるま旅の大先輩でもある。知り合ってそれほど時間が経っているわけではないのだが、私は最初にお会いした時から、その魅力に惹きつけられてしまい、ご迷惑も省みずお宅に押し掛けてしまった。元々は引っ込み思案の性格なのだが、この頃は魅力的な人物や嬉しい人物に出会えると、失礼も省みず図々しくお邪魔してしまう。そのことが、残された人生の中ではとても大切なことのように思っている。Mさんもその犠牲者(?)のお一人かも。
いやあ、そのあとは16時過ぎまで大歓待を頂戴し、楽しくも嬉しい時間を過ごさせて頂いた。その中身はあまりオープンにはできないけど、その感動を抑えきれないので、ほんの少し触れたい。
Mさんはもう喜寿を迎えておられるのだが、外見も中身も青年である。実に活き活き溌剌と日々を楽しんでおられる。まずびっくりしたのは、私たちを迎えてくださった昼食は、庭に移動式で作られている竈に炭を熾してのバーベキューだった。完璧と言えるほどのアウトドアの達人なのである。炭を熾こすのも、あっという間の手際よさで、これに合わせる奥様の料理具材の中身もタイミングも実に鮮やかだ。そしてご夫妻の仕事(?)の随所には、創意と工夫が満ち溢れている。それに気づく度に感嘆するのである。
Mさんは電気の知識・技術の超達人である。理論も応用も自由自在のお人なのだ。私のように目に見えない電気には脅威しか感じない者には、Mさんは宇宙から来たマジシャンのような存在だ。今回は嬉しくも、その作品の一つのアウトドア用のランタンを頂戴した。ろうそく用ランタンの器の中にはリチウム電池のバッテリーで点灯する豆電球があり、その電池は携帯用充電器で充電ができるようになっている。それだけではなく、天井には点滅するLEDのようなものが嵌め込まれており、スイッチを入れると、灯り全体が丁度淡く揺れるろうそくの炎のように、暖かく周りを照らすのである。このような優しい明かりを灯すランタンを見たことがない。Mさんは、これをほんの遊び心で作っておられるのである。他にもたくさんの驚きと感嘆の溢れるお家だった。感動と学びの連続の時間だった。そう、奥様の料理の素晴らしさについても述べなければならない。でもそのことには、別の機会に触れることにしたい。とにかく安心して超満腹となったことだけを記しておきたい。Mさんご夫
妻、本当にありがとうございました。
16時過ぎMさん宅を辞した後は、少々道を間違えて、余分な時間を食いながら、19時過ぎ相生の道の駅に着く。暗くなって良く分からないけど良さそうな所のようだ。錨を降ろす。
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