川根温泉の道の駅の二日目の夜は、夜半から予報どおりの雨となった。旅に出てからずーっと好天に恵まれ、暑さに辟易(へきえき)してきた感があったが、とうとうその贅沢も今日で終わりとなったか、という感慨である。
本当は今日、藤枝の親戚に来ている家内の母を連れて伊豆に回り、花などを見て、温泉に入って一夜を一緒に楽しもうと考えていたのだが、このような本降りの雨では、花など見る余裕もなかろうと諦め、帰宅予定を1日繰り上げ、一挙に帰宅することにした。従って、今回の旅は今日で終わりとなる。
川根温泉から藤枝までは、40分ほどで到着。至近距離である。母も元気そうで何よりである。しばらく皆と歓談の後出発。後は単なる移動だけなので、殆ど書くことはない。藤枝バイパスに出て、R1を沼津まで行って、沼津から東名に入り、首都高、常磐道を通って我が家に着いたのは、15時少し前だった。
かくて、14日間の今回の春旅は終わった。東北南部から北陸を回り、琵琶湖西岸を横切って奈良に向かい、奈良の山を超えて、お伊勢参りを果たした後は、伊勢湾岸を横切って渥美半島に至り、静岡の南部を掠め横切って、一転山奥に入ってうろつき、その後は現代文明の生んだ道を走って、我が家に辿り着いたという次第である。この間の走行距離は2,433kmだった。1日平均177kmという計算になるから、旅くらしという考え方からは程遠い、走り回りの時間だったといわざるを得ない。それでも十二分に旅の楽しさを味わえたと満足している。この間に巡り会ったたくさんの出会いに改めて感謝したい。この旅での思い出をしばし温めた後、幾つかを拾い出して書いて見たいと思っている。
旅の間に、予想以上の方々のアクセスを頂いていたのを知り、驚いています。ところが、ブログの方は携帯での投稿のため、一発勝負であり、記事の見直しをしないままに発信しているため、後になって見てみると、意味のわからない文章や文語の変換ミス、消し忘れなどが目立ち、大変申し訳なく思っています。この後も旅の報告は、このような状況が続くかと思いますが、あしからずご容赦下さい。なお、今回も旅の記録を作成するつもりでいます。出来上がりましたらホームページと併せて、おってご案内する予定です。馬骨拝