山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

08北海道行: 第19日

2008-08-05 06:23:56 | くるま旅くらしの話
恵山の早朝の様子も知らず、車の中でブログの原稿を書いていたら、何となく外が明るくなって来たので、ドアを開けて見ると、とんでもない快晴の空になっていて、今丁度岬の左手の恵山の山裾から、太陽が上る直前だった。北海道に来てから、これほどの快晴は初めてだ。別海での晴れが1日あったけど、今日の快晴には及ばない。毎日猛暑にうんざりしている内地の人たちには、何のことかと思われるに違いないけど、北海道ではほんとの話なのである。
ブログを書くのを止め、外に出て日の出をカメラに収める。久しぶりの日の出は、神々しく見えた。昨日の大雨洪水警報が嘘のように思える。短時間の大自然の造作のパワーには人間の知恵など遠く及ばない。
どういうワケなのか、相棒は日の出だと声を掛けても、起き出さない。カメラを慌てて抱えるよりも、惰眠を貪る方を夢うつつの中で選んだのであろう。ブログの続きを完了させる。
今日は、今年の北海道での最後のパークゴルフを、渡辺さんにご指導頂きながら楽しみ、その後もう一度函館の温泉に入って汗を流し、最後の夜を東大沼のキャンプ場で過ごすことにしている。
パークゴルフは9時からの予定だったが、暑くなりそうなので、少し早めにしましょうという渡辺さんの提案に賛同して、ゴルフ場に向かう。相棒は今日はパークはせず、パークの様子を写真に撮るなどした後、車に戻ってのんびり過ごすとのこと。どうぞ、ご自由に。
パークゴルフ場には既に何組かのパーティがプレーを開始していた。渡辺さんの話によると、熱心な人は毎日4ラウンド以上も回るという。市民は70歳以上はパークゴルフと温泉は無料だというから、羨ましい限りである。我が家のある守谷には、パークゴルフ場も温泉も無く、年金暮らしだというのに、高い税金をとられ、滅多に医者など掛からないのにべらぼうの高額の健康保険料をとられて、まるで病院通いの人たちのために、無理やり高額の寄付を強いられている感じだ。オマケに、旅の途中だというのに、ガソリンは2度も値上がりしている。恵山の方たちとは、同じ国に住みながら、どうしてこのような不公平がまかり通るのだろうか。解せない。パークを始める前に愚痴るのは良くないのは解っているけど、やめられない。
恵山のパークゴルフ場は18ホールだけど、起伏に富んだ芝の良く整備されたコースである。特にグリーンは本物のゴルフのグリーンに近いほど丁寧に刈り込んである。その分ラフとの差が大きく、ラフに捕まると大ごととなる。
渡辺さんのコースの解説やショットの狙い所などの丁寧なご指導を頂きながら臨んだのだが、結果はことごとくご指導を裏切ることになり、誠に申し訳けありません。午前中に54ホールを回り、今年の北海道でのパークゴルフは終わった。最高の天気に恵まれ、渡辺さんと一緒に心ゆくまでプレーを楽しめたことが何よりも嬉しい。渡辺さんありがとうございました。
パークを終え車に戻ると、相棒が昼食の用意をしてくれていた。レトルトのカレーライス。軽くビールを一杯やって喉の渇きを癒やした後は、鼾をかいての午睡となる。
15時少し前スッキリ目覚めて、出発の準備に取り掛かる。今日の温泉は函館市内のを考えていたのだが、相棒がもう一度東大沼温泉の留の湯に入りたいというので、予定を変更する。渡辺さんに別れの挨拶をする。奥さんも居られていてよかった。来年の再会を約して出発。
R278を北上して、鹿部から道道に入って間もなく東大沼温泉留の湯へ。照りつける太陽が眩しい。でもさほどに暑さを感じないのは、湿気が少ないからなのか。
いつもの安政の湯に入る。今日も100%借り切りで、柔らな湯を楽しんだ。満足して車に戻り、出発しようとすると、宿の係りの人らしい女性が近づいて来たので、何だろかと訊くと、どうやら入浴料を払ったかどうかの確認らしい。入り逃げなどがあるのかと思った。それにしても、我々がその対象になったとは驚いた。この小さな、しかし我々にとっては幻滅不愉快な出来事は、今まで留の湯に抱いていた好感を一挙に真っ黒にするものだった。話した人は一見女将らしきひとにも見えたが、申し訳ないという言葉も態度も全くない感じで、もし女将なのであれば、明らかに失格だなと思った。たかが立ち寄り湯の客と見くびること勿れ、と言いたい。これからは安政の湯は諦めなければならないなと思った。
東大沼キャンプ場は思ったよりも多くのキャンパーがテントを張っていた。夏休みなので家族で湖畔の林の緑を楽しみに来られているようだ。誰か知り合いの車は居ないかと、駐車場を回ってみたが、誰もここには碇を下ろしては居ないようである。
久しぶりにジャガイモの味噌炒めを作り、一杯やって今年最後の北海道の夜を迎える。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 08北海道行: 第18日 | トップ | 08北海道行: 第20日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

くるま旅くらしの話」カテゴリの最新記事