山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘12年 北海道くるま旅くらしレポート <53回>

2012-08-23 06:37:35 | くるま旅くらしの話

【昨日(8月22日)のレポート】    

≪行程≫                                                                 

道の駅:かみゆうべつおんせんチューリップの湯 →(R242・R238)→ 紋別市内コインランドリー →(R238)→ 雄武町内プロパンガス店 → 道の駅:マリンアイランド岡島 →(R238)→ 枝幸町ウスタイべ千畳岩キャンプ場(泊)   <139km>

≪レポート≫

 昨夜は騒動付きで、寝入りばなに調子を乱されたせいか、朝の目覚めは少し頭の重いものとなった。すべてが暑さに起因するものだったと思うけど、今日もまた暑さは収まらない様で、起き出して外を見ると、ピカピカの青空が広がっていた。まさに雲一つない快晴である。爽風が吹いて、真に気持ち良い朝なのだが、これがいつまで続くかは時間の問題であり、間もなく昨日と同じような灼熱地獄が到来するに違いない。ニュースを見ていたら、現在の北海道内では、雄武町の気温が最高で何と29℃にもなっているという。雄武町は、今日LPガスの補填に寄る予定であり、いやはや大変だなと思った。

 今日の予定は、先ずは紋別市内のコインランドリーで溜まっている洗濯物を処理し、その後は雄武町でLPガスを充填して北上を続け、枝幸町のシンボルともいえる千畳岩の上のキャンプ場まで行って、そこに泊まるつもりでいる。この暑さでは、逃げ場はないと思われるので、今日はじっと暑さに耐える一日になるのに違いない。全く、8月も終わり近くになっているというのに、今夏の最高気温を記録し続けているとは、どういう異常気象なのだろうか。九州の方では雷雨に見舞われるとの予報もあり、まるで暑さ絡みで異常気象がこの国を集中攻撃しているかのようだ。

 上湧別の道の駅の駐車場には、昨夜騒音をまき散らしたトラックも、人声で夜中の清閑をかき乱したバスコンも消え去って誰もいず、残っているのは我々の他に2~3台の旅の車だけだったが、それらの人たちも早々に出発して行って、残ったのは我々だけだった。じりじりと暑さが膨らみ出す8時半出発となる。先ずは紋別市のバイパス沿いにあるショッピングモール近くにあるコインランドリーを目指す。いつもお世話になっている店である。9時過ぎに到着。店の前の駐車場付近に打ち水をしてくれていて、これはありがたいなと思った。打ち水の上を渡る風は、涼風となってやって来て、車の窓を開けると暑さの感じ方がだいぶんに違うのである。店の人の心づかいかなと思った。洗濯は相棒の担当なので、荷運びが終わった後は、しばらく高校野球を観戦することにした。洗濯にはたっぷり2時間以上がかかるので、時間を過ごすには好都合だった。大阪桐蔭と高知の明徳義塾の準決勝の一戦だったが、見ている間の状況としては、大阪桐蔭に軍配が上がりそうな気配だった。途中まで見ていて、近くのショッピングモールの幾つかの店に買い物に出かける。外はもの凄い暑さである。直ぐに店の中に飛び込んで、トイレの防臭剤などを買う。食品売り場などは冷房が効き過ぎていて、寒いほどだった。いつも思うのだけど、このような職場で働いている人たちは、体調の維持管理が難しいのだろうなということ。人間が暑さをコントロールできるということはありがたいことだけど、それをやり過ぎると人間には悪影響を及ぼすことになり、不自然というのは、生きる環境としてはあまり適しているとは思わない。しかし、今日みたいに自然の方が狂ってくると、冷静な不自然さも大事だということになるのかも知れない。自然と不自然の間を行ったり来たりしながら、とにかくこの暑さに辟易したのだった。

 洗濯の方は相棒専任の仕事なのだけど、車にも戻らずランドリーの中で良く耐えているなと思ったら、どうやら店の経営者の人を捉まえて、あれこれと話に没入しているようだった。行ってみるとその若い経営者の方は、別海町出身だそうで、それで一層話が盛り上がったらしかった。お互い時間つぶし(?)には好都合だったということか。2時間半近くかかって洗濯は完了。これでしばらくは着るものに困ることはない。打ち水のおかげで涼しい風に恵まれ、大いに助かった時間だった。その後は、給油の後雄武町のLPガス屋に向かう。まだほんの少ししか雲が湧いておらず、依然ピカピカの青空が広がっており、海岸沿いに走る道には、木陰の逃げ場など全くない。暫く走って、雄武町郊外のLPガス充てん所に寄り、充填をお願いする。担当の人が少し離れた本店の方に駐在されていり、その方が車でしばらく時間がかかった。この店には毎年お世話になっている。北海道内では、最も良心的な店の一つだと思っている。

 LPガスの充てんが済んで、一つ課題が減って、ついでにお腹の方も減ってきた。雄武の道の駅で食事を考えたのだけど、今一食べるところが見当たらないので、少し遠いけど、枝幸町にある次の道の駅:マリンアイランド岡島まで行って、ホタテカレーなどを食べることにして出発。40分ほどかかって到着。既に13時を回っており、空腹感は自分よりも相棒の方が大きかったようだ。ホタテフライ定食をオーダー。相棒はホタテカレーだった。久しぶりのここの食堂での昼食だった。岡島の道の駅の海側のすぐそばには、立派なキャンプ場があり、何年か前までには、無料の電源サイトのあるそのキャンプ場は、占有者や付近の海で密漁もどきをする滞在者がいて、町の人たちの顰蹙(ひんしゅく)を買い、結局電源は取り外され、来訪者は極端に少なくなったという履歴がある。食事の後、今はどうなっているかなと行ってみたら、3台ほどの車が休んでおられた。電源は無くても、立派な独立したサイトがそのまま残っており、釣りなどを楽しむには格好のキャンプ場だと思う。

 その後は、今日の宿を予定している枝幸町のシンボルの一つともいえるウスタイべ千畳岩の上に広がるキャンプ場に向かう。ここは毎年枝幸町のイベントの一つのカニ祭りの会場となる場所で、7月第一土曜・日曜日には、この広大なキャンプ場に全国各地からの旅車などが集まって、中に入れない車はもう一つの大きな駐車場に行くことを余儀なくされるといった状態となるのである。このところカニ祭りには来ていないので、状況は判らないけど、聞くところでは相棒の関心大のよさこいソーランでは、枝幸町のチームが大賞を獲ったり、準優勝をしたりしているとか。相棒はそれを見たいとしきりに騒ぐのだが、自分の方はただ聞き流すだけである。

 そのウスタイべ千畳岩のキャンプ場についてみると、10台ほどの車が思い思いにキャンプ場や駐車場に車を停め、休んでいた。テントも幾つか張られていた。今日はとにかく暑いので、皆さんじっと我慢して暑さが過ぎるのを待っているように思えた。自分たちは、先ずは暑さを何とかしようと、岬の方に行き車を停め、風を期待して休むことにした。樹木などは全くないので、風を頼むしかないのである。殆ど風は吹いていないように見えたけど、窓を開けると良く風が通って、これなら昼寝も大丈夫だなと思った。車内の温度は30℃に達していたが、風が通ると大分に気分も変わってくる。それから2時間ほど午睡を貪る。目覚めて、近くのホテルの温泉に入りに行く。戻って、夜を迎える。

 今日も一日暑さにいじめられ続けた時間だった。それでも昼寝ができるほどの場所と時間に恵まれたのはラッキーだったというべきであろう。予報では明日は空の空気が入れ替わり、暑さも弱まるとのこと。又雨が降るなどという情報もあり、どうやら天気は再び乱れ始めるようである。クッチャロ湖の夕日が満喫できるような天気やってくることを願いながら、寝床に入る。

今日(8/23)の予定】 

ウスタイべ千畳岩キャンプ場 → (未定)

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