山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

Ⅱ.旅くらしの実際:9.旅くらしの中の運動(その2)

2007-03-25 06:06:58 | くるま旅くらしの話

⑵正しく歩く

歩き方ですが、先ず姿勢。これは背筋を伸ばし、やや前傾姿勢をとり、軽く手を振るという感じで良いと思います。次にスピードですが、やや速めに歩くのが大切です。10分も歩けば身体が少し汗ばむくらいの速度が良いと思います。ただし、これらの要件は個人差があり、それぞれ自分の体調に合わせて工夫されるのが一番です。

⑶良い靴を選ぶ

歩きで大切なのは、良い靴を選ぶということです。良い靴というのは、値段が良いというのではなく、自分の足や脚にフィットしているということです。歳を取ってくると履物が体調に及ぼす影響がかなり厳しくなるように思います。靴なら何でもいいとか、サンダルなどで1km以上も歩くなどという無謀なことをしていますと、必ず腰を痛めたり、その他身体の思わぬ箇所が変調を来たすことがありますので、要注意です。最善の方法は、靴屋でプロの人から助言して貰って、靴を選ぶことかと思います。

⑷楽しく歩く工夫をする

何といっても大切なのは、楽しく歩くということでしょう。旅先であれ、在宅であれ、歩くのが苦痛というようなことならば、結局は歩かなくなってしまいます。普通の人なら、意識的に歩かなければ、1日の歩数はせいぜい5千歩止まりでしょう。楽しく歩くためには、楽しく歩く工夫が必要です。私の場合は、次のようなことを行なっています。

①携帯ラジオやMD(ウオークマンなど)の活用

これは少しお金がかかりますが、情報を収集したり、音楽を楽しんだりするのに、歩きながらできる最良の方法です。ラジオにはFMやTVの音声の入るものもありますから、重宝です。地方にいるときは、地元の放送を聴くのも結構楽しいものです。

②観察

漠然と歩いていると、歩くのに飽きがきてしまいますので、いろいろテーマを持って観察しながら歩くのも楽しいものです。私の場合は、野草の観察や野鳥の観察から始まって、今頃は旅先での町の中心街の構成状況までも調べるようになりました。例えば、長期滞在の北海道別海町などでは、毎日町中を歩き回って、中心部の大体の状況がわかるようになりました。毎日違うコースを歩くことにより、新しい発見があって、それが楽しくて早朝からいそいそと歩きに出かけたりしています。野草については、最初全て雑草でしたが、今では個々の名称をかなり憶えることができ、物を書いたりするときに大いに役立っています。野草の観察には虫眼鏡(拡大鏡)は必需品です。観察というのは、世の中を良く見ることにつながり、歩きながら発見することは結構多いものです。

③写真撮影

写真を撮りながら歩くのも楽しいものです。私の場合は、現在デジカメ日記というのをつけており、歩きながら気づいたり、目に止まったものをデジカメで撮影し、毎日寝る前にパソコンに入れ、説明調のタイトルをつけて保存しています。特に印象に残ったものには、少し詳しい説明書きを付け加えるようにしています。後で旅を振り返るときに大変役立つものです。写真を撮るのは特別な行為と考えてカメラを使用していると、何日分も一括で取り扱うことが多くなり、あとで日時などを思い出すのが難しくなりますが、デジカメ日記は日記なので、鮮明に旅の記憶が甦ります。

このようなことの他にも、工夫次第で歩きの楽しみ方をいろいろ見出すことが出来ると思います。

ところで、旅先ではいつ歩くのかという問題があります。これはその人が工夫して作り出すしかありません。私の場合は、早朝が多いです。日中の場合でも、朝の水汲みなどはわざと車を水場から遠い所に停めて歩いて行ったり、観光などの場合も表通りだけではなく、裏通りを通ったり、遠回りして町外れまで行って見たりして、普通の人から見ればバカバカしいと思うことを、自分でもバカバカしいと思いながら楽しんでいます。そうなのです。意識して歩くというのは、バカバカしさを楽しさに変換しないとできないものなのです。

運動不足を解消するためにも、旅の中に歩きの楽しさを、大いに加えてみては如何でしょうか。 

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