山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘18年 北海道生誕150年の今めぐり旅 レポート <第27回>

2018-06-21 04:52:50 | くるま旅くらしの話

【今日(6/21)の予定】 

 終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在(日中町の図書館へ)

 

【昨日(6/20)のレポート】 天気:くもり

<行程>

別海町ふれあいキャンプ場 → 町の図書館 → 道の駅:尾岱沼 → 尾岱沼港 → ふれあいキャンプ場(泊)

<レポート>

 滞在2日目の朝はやっぱり細かい霧雨の降る曇天が構えていた。昨日の午後からの青空は、幻だったのではないか。そう思うほど昨日の青空が恋しく思われた。今日も朝の散策に昨日とは反対回りで出掛けることにした。勿論邦子どのは寝床の中で何回目かの惰眠を味わうことになる。別海町の市街地は何度も歩きまわっているので、もしかしたら町に住む人よりも詳しくなっているのかもしれない。いつもは来訪が今の時期よりもかなり遅いので、野草たちの花も多く見られるのだが、どこを歩いて見てもいつもの場所に花たちは見られなかった。目立つのは野生化したルピナス達で、わが世の春を謳歌するかのように至る所に上り藤の花を咲かせていた。今朝も1時間あまり歩いて車に戻る。

 今日も昨日に続いて図書館通いを予定しており、10時からの開館なので、それに合わせての出発となった。今日も一番乗りで館内に入る。パソコンと書類袋を抱えた白髭の爺様が、ここ二日の毎朝開館と同時に入って来るのを、事務員の方々はやや訝しげに見ているのかもしれない。昨日の続きを開始する。資料を見ながら訪れた市町村の成り立ちや出来事を記録していると、往時の様子が自ずと目に浮かび、その町の住人がご先祖様を想う気持になって来る。半分野次馬根性が潜んでいるのだが、野次馬としてもその村や町の歴史や出来事を訪ねるのは楽しい。今日もあっという間に時間が過ぎ、どうにか書類袋一つ分の資料を読み終えることが出来た。しかし、まだ同量以上の一袋が残っている。とにかく一旦切上げることにして車に戻る。

 邦子どのも今日は別海町の歴史関係を調べてくれていて、図書館の方に歴史資料の一部をコピーして頂いているとのこと。その間事務員の方といろいろやり取りがあったようで、少しは首を突っ込んだようだった。元々自分の勝手な思いつきからこの旅を始めており、邦子どのとしては必ずしも興味関心があったわけではなさそうなので、半月も同じようなことを続けていると、些か疲れも増しているのかもしれない。

 多少の気分転換も必要だと考え、にわかに午後の部を取り止め、これから海側にある尾岱沼の道の駅に行き、昼食にすることにして、そのあとそろそろ収穫が始まっているであろう、この地の名物の北海シマエビが手に入らないか見に行くことにしようと提案したら、たちまち同意を得たので、直ぐに出発することにした。尾岱沼の道の駅までは20kmほどであり、30分足らずで行ける筈である。何しろ車の殆ど通らない一本道を行くので、それほどスピードを出さなくても渋滞など無関係なのである。広大な牧場が点在する中の道を走って、厚床という所から左折して国道に入ると、もうそこは海の傍となっており、そこから3分ほど走ると道の駅:尾岱沼に着いた。

この道の駅からは国後島が望見でき、北方領土返還の思いを込めた看板などが幾つか立っていた。ロシヤという国の終戦間際の卑劣とも言える行為には、誰が何と言おうとその正当性を認めることはできない。ロシヤの政治は汚く嫌いである。そのようなことを想いながら中に入るとレストランが営業していて、ジャンボホッキカツ丼というのがあるというので、それを食べてみることにした。邦子どのはホッキ貝が硬かったら食べるのに支障があるのを心配してホタテのカレーをオーダーしていた。食べてみたホッキ貝のカツはとても柔らかくて、邦子どのには残念だったようである。この道の駅からは、冬のある時期になると、四角い太陽が昇るのだという。地元の人でも滅多に見られぬ年に2~3度の現象だそうで、それを見事に捉えた写真が壁に貼ってあった。自分的には太陽は丸い方がいいと思っている。(見当外れの所感である)

昼食の後、少し走って尾岱沼港へ。販売所を覗いてみたが、シマエビはなく、ホタテ貝ももう終了したと書かれた札があるだけだった。店の人の話では、シマエビ漁は今日が開始日だったのだが、霧がかかっていて漁が出来ずあす以降に持ち越しだという。近年は海の状態が悪化し、ホタテの養殖も難しくなり、又シマエビ漁もスケールが小さくなってしまったと嘆き気味の話しぶりだったとか。これは邦子どのの得た情報である。自分はこの近くにある二つの泉源を持つ浜の湯という温泉浴場に入ろうと思ったのだが、行って見ると何と本日定休日となっていた。残念。いろいろガッカリさせられてそのまま今日は欲張らずにキャンプ場に戻ることにして帰路につく。

15時半、キャンプ場に帰着。その後交代でキャンプ場の上方にある郊楽園という施設のモール温泉に行って疲れをとり、夜を迎える。少し変化のあった一日だった。

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