山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘15年 南岐阜・紀州の探訪の旅 レポート <第7回>

2015-11-20 04:05:58 | くるま旅くらしの話

【今日(11/20)の予定】 

 道の駅:ラステンほらど →(R256)→ 岐阜公園・金華山(ロープウエイで往復)→(R156・R22)→ 宮木曽川IC →(東海北陸道・名神道)→ 大垣IC →(R258)→ 桑名東IC →(東名阪道)→ 亀山IC →(R1)→ 道の駅:関宿(泊)

 

【昨日(11/19)のレポート】   

<行程>

 道の駅:古今伝授の里やまと →(R156)→ 道の駅:美濃にわか茶屋 → 美濃町重伝建指定地区探索 →(R156・県道)→ 和紙の里 →(県道・R156)→ 美濃町重伝建地区探訪 →(R156)→道の駅:美濃にわか茶屋 →(R156・県道)→ 道の駅:ラステンほらど(泊) 走行77km

 <レポート>

天気:晴

昨日はかなりの強さの雨が降り続いていたが、夜になって止んだようで、明け方は少し風が強くなっていたが、起き出して外をみると真っ青な青空が広がっていた。ここは四方を山に囲まれているので、日が昇るのはかなり遅くなる。8時を過ぎても日射しはまだ届いてこなかった。昨日の半日の静養は果たして身体を休めるのに適切だったのかどうか。昼間から一杯やって、ついでに夜も、となるのは当然で、却って害の方が大きかったのかも知れない。とにかく雨はすっかり上がって、今日は晴れの一日となりそうなので、安堵する。

昨日食べた堅豆腐をもう一丁手に入れたくて、9時の開店を待って、早速買っての出発となった。今日のメインは、ここから少し南の方にある美濃市の美濃町に残るうだつの町並みを訪ねることである。その後、美濃和紙のことを知ろうと、和紙の里というのを訪ねることにしている。しばらく昨日来た道を戻り、郡上八幡の町中を掠めて通り抜け、長良川沿いに続く道を南下し、間もなく美濃市にある道の駅:美濃にわか茶屋に到着する。ここで美濃町の重伝建エリアの案内資料を手に入れる。ここから歩いてゆけるかと思っていたが、少し距離があり、向こうには駐車場もあるというので、その駐車場を目指してすぐに出発する。直ぐに観光ふれあい広場の脇にある駐車場に到着。1日100円也の協力費を徴収されたけど、真にリーズナブルである。

その後は相棒とは別々に重伝建エリアを散策する。残っているのは南北の大きな通りの筋が2本と、あとは細い路地道が東西に何本か通っているエリアだった。それほど広くないので、2回りした上に更にはみ出て近隣を歩き回った。うだつの上がる建物は、主に南北の筋の通りに残っていて、そこを歩いていると、江戸時代辺りの昔にタイムスリップしたような感覚になった。うだつの上がった家の他にも道に面している家は低い2階屋が多くて、その表を通っていると、現役の店なども皆それらの建物の中に収まっており、コンビニもスーパーも全くないので、ただ森閑とした空気が町を包んでいるだけで、どう考えても現代の今の世ではない雰囲気なのである。それこそが重電建に指定される価値を示しているのかもしれないなと思った。1時間半ほど歩き回った後は、少し疲れて車に戻り休憩とする。相棒はなかなか戻って来ない。このような場所に来ると、日ごろの体力のない身体に急にエネルギーが増幅されて、別人となるのである。12時を過ぎた頃にようやく戻ってきた。町に住む何人かの人を掴まえて話しこんできたようだった。

    

美濃町重伝建指定おエリアの町並みの景観。ここだけが現代を離れた別世界の雰囲気を漂わせている。

    

うだつのある家々。ここのうだつは、明治に入ってからが一番盛んとなっていたとか。防火よりも見栄(?)の競争だったようで、これは各地に共通したうだつにまつわる話のようである。

    

重伝建エリアから少し離れた所を歩いていたら、旧名鉄美濃駅跡が保存されており、そこに懐かしい電車が置かれていた。

さて、昼食はどうするか。道の駅に行ったら何かおにぎりや赤飯の様なものがあるかもしれないと道の駅:美濃にわか茶屋に行ってのだが、満車の状態で車を止めての昼食は無理な状態。食べ物も見つからないようなので、諦めて8kmほど先にある和紙の里へ行って見ることにした。10分ほどで到着する。レストランがあったので、先ずは先に昼食を済ます。その後館の中に入ろうとしたら、何とここは入場料の要る場所だった。1人500円也だという。紙漉きなどについては、他の場所でも見て来ており、ざっと紙製品を見るだけでいいやと思っていたので、二人で1000円も支払う価値なしと判断し、入るのを止める。その代わりにもう一度先ほどの重電建エリアに戻り、今度は町並みではなく町中の店を見て歩くことにした。先ほどは歩くばかりで、和紙の店などがあっても中には入らなかったのである。ということで、食事の後は再び観光ふれあい広場の駐車場に戻る。

先に相棒に出掛けてもらうことにして、自分は車に残ってブログの記事を書くことにする。1時間ほどかかって書き終えてから、散策へ。美濃和紙で良いのがあったら、少し買おうと何軒かの店を覗いたのだが、気にいったものが見つからず、買うのは止めることにした。相棒の方は何かしら少し大きめな和紙を買い入れていた。後で聞いたら、家のガラス窓の採光が直接で目に良くないので、それを和らげるために和紙を貼って見ることにしたのだとか。いろいろ考えるものだ。珍しくその後は二人連れだってゆるりと散策し、車に戻る。

15時を過ぎたので、今日の宿を予定している道の駅:ラステンほらどに行くことにして出発。この道の駅は先ほど昼食を食べた和紙の里の先にある。30分ほどで到着する。あまり規模の大きくない道の駅である。温泉はないけど、今日はとにかくここで一夜を過ごさせて頂くことにしている。到着時は車も多かったのだが、1時間ほどすると殆どの車が消え去って、残っているのは2~3台となった。今夜の泊りは自分たちだけかなと思ったが、これは良くあることなので驚かない。16時半になると夕暮れが近寄って来た。山の中なので、地デジは全く映らない。BSを楽しみながら長い夜を迎えることになる。

コメント
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