山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

春の到来を知る

2014-01-28 18:58:30 | その他

 このところ筑波山登山の話ばかりで、肝心の旅の話が載せられないのが残念です。冬の期間は、気候の問題もあり、車の安全を考えて近場以外は遠出をしないようにしているのですが、今年はその近場へさえも出掛けるのを控えています。特に体調に問題があるという訳ではないのですが、1月、2月と2台の車の車検などがあり、何となく出そびれてしまっています。相棒の体調は、基本的には安定はしているものの、この冬の予想外の厳しい寒さのせいもあって、油断すると、思わぬ体調不全が突然来訪したりするものですから、外出には大事を取って君子危うきに近寄らずという感じでちょっとした近場でも今のところ自粛しています。

自分の方はせっせ、せっせと毎朝15キロを身につけての90分ほどの歩行鍛錬を続けています。しかし、歩くばかりでは何か物足りなくなって、せめて週に1回は筑波山に登ろうと、それがこの頃は次第に楽しみとなり出しています。今月はここで紹介させて頂いているように、既に4回の登山を済ませました。明日辺りもう一度チャレンジして、楽しみを実現させたいと考えています。ま、旅の方はもう少し暖かさが実感できるようになってから、南房総辺りにでも早春の花を訪ねてみたいなと考えています。

ところで、今年は昨年夏の暑さの反動で、厳しい寒さの冬となるのではないかと予想していたのですが、どうやらその通りの状態となっている感じがします。我家の周辺では、未だ春の気配は微塵も感じられない状況です。早朝7時前の歩きの時間帯では、道端は霜枯れた草の中に寒さに凍えたノゲシやタンポポなどが必死に春の到来を願っている姿などが所々に散見されますが、春の気配は未だ遠しという感じです。

昨日(1/28)は、週1回の家内のフォークダンスの練習のお抱え運転手として、つくば市の並木という所にあるいつもの場所へ出かけました。3時間ほどの待ち時間の間は、いつも付近を歩きまわっているのですが、この頃はコハクチョウや鴨たちが飛来している姿を見たくて、土浦市の郊外にある乙戸沼公園という所へ毎回通っていました。ここには沼を取り巻く2kmほどの周遊路が作られていて、これを回りながらコハクチョウや鴨やバンたちの姿を観察するのが冬の歩きの定番コースとなっています。ところが今年は沼の湖面に、かなりの広さで氷が張ってしまっていて、水鳥たちは餌を探すのに苦労するのか、コハクチョウも鴨たちも飛来している数が例年の半分以下となってしまっていました。

それで、今日は別のコースを歩いたのですが、その中に春を発見しました。並木の近くに梅園という地区があり、そこに梅園公園というのがあって、そこには文字通りかなりの数の梅の木が植えられているのですが、そこを通りましたら、何と、早咲きの梅が花を咲かせていたのでした。まだまだだろうと思いながらも、若しかしたら咲いているかもと期待して行ったのですが、期待以上の開花ぶりでした。中には4分咲きほどのものもあり、ああ、ここには確実に春が来ているのだなと実感しました。

     

     

つくば市梅園公園の白梅と紅梅の花たち。全部の木が花を咲かせているわけではないけど、この寒さの中魁の開花には感動を覚えずにはいられない。

「梅一輪 一輪ほどの温かさ  嵐雪」の句は有名ですが、厳しい寒さの中に、きりっとした姿で咲く梅の花には、深い感動を覚えます。この句は、ほんの咲き始めの花を見出した時の感動を詠ったものだと思いますが、今日見たのは団体で咲き乱れる花の姿でしたので、より一層春の到来を教えてくれている感じがしました。何だか嬉しくて、救われる気分でした。

それで思いついて、今日は守谷市内にロウバイを見に行きました。梅が咲いているなら、ロウバイも咲いているに違いないという考えです。どこにロウバイの木があるかは10年近くも町中を歩いているので承知済みのことなのです。思っているその場所に行って見ると、想像通りでした。澄み渡る青空をバックに、ろうたけたというのか、透明感のある黄色い花が幾つも青空を飾っていました。春は既に到来していたのでした。それに気づかなかった、この頃の縮んだ我が身の感覚を反省しました。(息抜きの話でした)

     

守谷市内のロウバイの花。青空にろうたけた黄金色の花が映えるのは美しい。蕾もまん丸く膨らんで、春を弾けさせるかのごとき生命の力を感ずる。

コメント
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