山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

迷いの予楽

2009-06-08 01:43:38 | くるま旅くらしの話

今週半ばから、1週間ほどのチョイ旅に出かける予定です。週末に私の旅車の購入先のTACOSの仲間の集まりが、信州の八ケ岳山麓の近くであり、それに参加するついでにぐるっと近場を回って来たいと考えています。それで、只今予楽の真っ最中です。

旅に出かける前の楽しみの一つに、目的地を目指すのにどのような道を辿るか、又目的が終った後どのような道を通って戻るかという思案があります。例え、無目的の行き当たりバッタリの旅であっても、凡そのコースは描くものです。今回の旅は短期間ですから、泊りをどこにするかなどということは決めないとしても、右回りか左回りかくらいは決めておく必要があり、そんな事で只今思念の迷いの中にあります。

今週末、6月13、14日の集まりは、正確には長野県諏訪郡の富士見町という所で行なわれるのですが、私の住んでいる守谷からは、そこへ行くのには、右回りであれば東京や神奈川、静岡、それに埼玉県経由で、最後は山梨県の甲州街道を下って行くことになり、左回りであれば栃木、群馬県、或いは福島、新潟県などから長野県に入って、安曇野の先から甲州街道に入り、これを上って目的地に行くことになります。

予定しているのは、13、14日の土曜、日曜日を挟んだ前後3日間ほどの日程なので、大いに迷っている所です。右回りのコースの場合は、少し膨らませて富士の裾野を通って久しぶりに富士山をたっぷり眺めようか。それとも奥秩父の未だ行ったことの無い秘湯を訪ねてみようか、或いは大菩薩峠を越えて、新緑の中で何か獲物を探してみようか、などとの思いが膨らみます。

左回りの場合は、右回りよりも遙かにたくさんのバリエーションのあるコースを選択することが出来、栃木県や群馬県の無数の名湯の中から気に入った所を選ぶことも出来るし、少し欲張れば、福島県や新潟県の未だ行っていない隠れた名所などを訪ねながら長野県に出て目的地に行くことが出来る、……とまあ贅沢な悩みが錯綜するわけです。

何しろ明後日には出発ですから、もうそろそろ右か左かを決めなければなりません。さんざん迷った上で、右回りのコースを選択することにしました。でも決めたのは、14日が終った後で、長野県から新潟県南部を回って、福島県か栃木県に出て帰途につくということだけなのです。特に新潟県南部はまだ殆ど訪れたことが無く、一つには大地震があって安易な気持ちで訪問するのは失礼だろうと思っていたこともあり、私共にとっては未知のエリアの一つとなっているのでした。恐らく山又山の土地なのでしょうが、一度は訪ねてみたい場所です。

帰りはそれだけ決めればもうそれで十分なのですが、さて、往路の方がまだ迷いの中にあります。もう一週間以上もトイレの中で地図を見ながらああでもない、こうでもないと心の中で是非論を戦わせている状況です。守谷からの場合、東京都心を通過するコースが難関です。富士山を見ようと思えば、どうしても東京都心を横断や縦断しなければなりません。費用も時間もかかり、結局二の足を踏みたい気持ちになります。今回は休日に出発するわけではないので、特別割引も利きません。となると秩父経由のコースですが、これは今年の春もう既に2度も通っているので、単に最短距離を通過するだけならともかく、旅そのものを楽しみたいと思っているものですから、三度も同じ道を行くのは、やっぱり敬遠したい気持ちです。となると、別の新しいコースを開発する必要があります。埼玉県北部から群馬県南部に抜け、更に長野県の南東部を山梨県側に抜けるというコースもあるな、などと今考えているところです。これは、右回りというよりも、左回り的な感じがするのですが、最終的に甲州街道を下るという点でやっぱり右回りとなるんだ、などと勝手に考えています。

まあ、どうでもいいようなことなのですが、この迷いのあれこれが旅の予楽の本質です。今回は遊山の感じのする旅なので、事前に何かを調べておくというような楽しみがありません。せいぜい、新潟県と長野県の歴史散歩の本を用意するくらいのものでしょう。あまり頭でっかちにならずに、ありのままの大自然に身を委ねて、その息吹きなどを楽しんで来たいと思っています。

今回は旅の間はブログの発信は休み、旅から戻ったら、その様子を報告することします。事前の準備もあり、明日からしばらく休みとさせて頂きます。

コメント
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