山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

キャンピング&RVショーに行く

2009-02-15 04:21:12 | くるま旅くらしの話

久しぶりに、幕張メッセで開かれているキャンピング&RVショーに行きました。その感想などをちょっぴり書いて見たいと思います。

昨日(2/13)は大風が吹いて、春一番だとか大騒ぎでしたが、我が住む守谷市はその気配など全くなく、なんだか世の中から取り残された感じがするような静けさでした。今日は雨という予報でしたので、遠出は如何なものかとのためらいもあったのですが、朝になってみると雨も風も何処へやら、まあまあの天気で、これならば大丈夫と出かけた次第です。最近の天気予報は、滅多に外れることがないのですが、今回のように悪い予報が外れるというのはちょっぴり嬉しいものです。

我が家から千葉の幕張メッセまでは、車で2時間弱の距離にあります。今日は9時半過ぎに家を出たのですが、途中工事渋滞などがあり、到着は12時近くになってしまいました。妙に生温かい気温で、ちょっと歩くと汗ばむほどの陽気となり、これも異常気象の一つなのかと、この頃は何でもかんでも地球温暖化などと結びつけて感じてしまいそうな天気でした。

キャンピング&RVショーを見るのは、2年ぶりです。都合がつけば必ず見に行くようにしているのですが、昨年は所用があって行くことができませんでした。今は車を買うという考えはないのですが、ショーに行けば毎年様々な新しい旅車を見ることが出来るので、それらを眺めてみるのも、くるま旅くらしをする上では何かと参考になることが多いのです。モーターショーほどの人気は無理としても、今回も大勢の観客が訪れており、大盛況の感じがしました。

   

幕張メッセの#9~11エリアの広い会場で開催されているキャンピング&RVショー2009。会場には工夫を凝らした様々なピカピカの新車が展示されている。(写真はその一部)

現代は車社会であり、車の好きな人もたくさんおられるのだと思いますが、ビジネスというよりも個人の暮らしに直結する車として、キャンピングカーやRV車はこれからのニーズがより高まるに違いないと私は思っています。

私はこれからの新しい旅のスタイルとして「くるま旅くらし」というものが登場しつつあると考えています。それは今後全人口の30%に迫ろうとしている高齢者といわれる人たち(私自身もその一人でありますが)のライフスタイルにも影響を及ぼすほどのものとなる可能性を秘めているのではないかと思っています。リタイア後の人生を考える上で、「旅」という時間の過ごし方は、どなたにとっても大変魅力と関心のあるテーマではないでしょうか。旅には、様々なスタイルがあると思いますが、車社会においては、車そのものを旅のツールとして活用するという考え方がより広がっても良いのではないかと思うのです。リタイア後の有り余った時間を使って、自由自在の旅が出来るのは、車と歩きの旅以外にはないと思うのですが、歩きは宿の問題が大きく、車にはそれが殆んどありません。

何故私がくるま旅くらしにこだわるのかと言えば、くるま旅くらしには、旅人に生きる喜びを感じさせ、活き活きと生きる力を与えてくれるものが潜んでいるからなのです。シルバー、シニア世代を、老を源とする病から遠ざけてくれる力があるからなのです。このことはくるま旅くらしをしてみれば直ぐに気づくのですが、多くの人はそこまで手を届かそうとしないままに、諦めてしまって、昨日と同じ暮らしに甘んじているように思うのです。

少し脱線しましたが、このような気持ちから、是非とも多くの同世代の方々には(勿論若い世代の方にも)、旅車というとても重宝なツールがあるのだということを知って欲しいと願っています。そんなわけで、毎年キャンピング&RVショーというイベントには、単に新しい車を見るためだけではなく、どのような人々とが会場にお出でになるのかを見物に行くということにしています。

さて、今年のキャンピング&RVショーはどうだったのかということですが、総じて大不況の世情を反映してなのか、豪華さを誇るような車が少なくなり、慎ましやかではあるけども、工夫を凝らしてキャンプや旅を楽しめるように作られたものが多く出品されていると感じました。キャンピングカーは年々作る技術が進歩して、私の車(=SUN号)の作られた7年前とは格段の違いがあります。デザインも機能も多様化し、夢を叶える夢の車が現実化して、会場を埋め尽くしていました。(出品されている車についての情報は、専門家にお任せしたいと思います)

キャンピング&RVショーの会場へ来るといつも感ずるのは、ここには様々のたくさんの夢が膨らみ、大きな空間を埋め尽くしているということです。夫々の人生のこれからに賭ける大きな夢、小さな夢、深い夢、浅い夢、作る夢、買う夢、買わせる夢等々、……。それらが大きな熱気の塊となって会場を覆っているのを感ずるのです。

このイベントの期間に来場する人は、昨年は14万人を超えたと聞きました。守谷市の人口(約6万人)の2倍以上の大変な数です。そして、今年もそれを超える人たちが、夫々の夢の実現に向けて何かを得ようとやってくるに違いないと思います。そうです。夢というのは実現しなければならないものだと思います。来訪者の多くの方々が、特に自分と同じシニア世代の方々が、くるま旅くらしをめざして、その夢を実現すべく大いなる決断をされれば良いのになあと思いつつ会場を後にしたのでした。

コメント
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