第10日 <5月08日(火)>
道の駅:雫石 →(R46・県道)→ 小岩井農場一本桜 → JR雫石駅 → (R46・県道他) → 小岩井農場・まきば園 → (県道・R282) → 道の駅:西根(岩手県・八幡平市)→ (県道・R4) → 道の駅:石神の丘(岩手町)→(R4)→ 北上川源泉公園 → (R4) → 御所野縄文公園(岩手県・一戸町) → 二戸市合同庁舎 → (県道・R340) → 道の駅:折爪(岩手県・九戸村)(泊) <179km>
起床3時半。それから1時間以上かけて日記とブログの投稿記事を書く。これが現在の一日の始まりとなっている。携帯でのブログ投稿もようやく慣れてきたけど、時間がかかるのはどうしようもない。たった千文字ばかりを1時間以上もかけて書くなんて、非効率だ。しかしもともと時間はたっぷりあるのだから、文句を言ってもしょうがないと思うようになってきた。それでも時々上手くゆかずにイライラして、コンチクショウなどと声を出し、邦子どのを起こしてしまうことがある。要注意である。
4時過ぎに外を見ると、風は未だ少しあるけど、どうやら今日は晴れるらしい。道の駅の此処からは岩手山は見えないので何ともいえないが、昨夜来の強風が雲を吹き飛ばしてくれているのではないかと思う。朝食は一本桜近くの駐車場でとることにして出発。
昨日の下見では、駐車場の開場は6時だったので、少し早めにと10分ほど前に着いたのだが、既に数台の車が駐車場の手前で開場を待っていた。空は、予想通りの雲ひとつない快晴だ。岩手山が朝日に輝いている。一本桜も昨日よりははるかに存在感がある。間もなく開場になって、車を停めた後は、邦子どのはさっそくカメラを抱えて飛び出していった。自分の方は炊事当番である。といってもお湯を沸かし、パンとコーヒーの準備をするだけ。車窓からも岩手山がくっきり見える。大きな山だ。標高2000mを超えており、小岩井農場の発案者の小野という方もこの景色に魅了されたのではないかと思った。(小岩井というのは、小野、岩崎、井上という三名の方の姓の頭の字を集めて命名したもの)
小岩井農場の一本桜。この日の早朝は全くの快晴で、雪を残した岩手山が、くっきり、どっしりと桜の木の背景を支えていた。
しばらくして邦子どのが戻り朝食。文句なしの撮影日和である。朝食の間も、想いは山の方へ向けられる。桜の方は少し遠くて、邦子どのの望遠ではあまり届かないらしい。又新しいレンズを何とかしなければならなくなるのは明白である。それを決めるのは彼女自身だから、自分は何もいわないことにしている。反対はしない。人間生きている間、出来る間しか好きなことは出来ないのだから、多少無理をしてもできることはやっておくことが大切と思っている。
食事の後もしばらく撮影に専念する。1時間半ほど駐車の後、昨日のJR雫石駅へ。トイレ休憩をした後、北に向かって出発。今日の予定としては、小岩井農場のまきば園などに寄った後、R4に出て、へのへのの旅の下見を開始することにしたい。一戸や二戸それに九戸辺りにまでは届くかも知れない、と考えている。
まきば園は、機会を作って是非とも孫娘たちを連れてきたい所だ。今日は中へは入らず、駐車場に車を置いて、専ら岩手山をバックに桜などの花の写真を撮ることにした。勿論邦子どのの世界の話であり、自分の方は車の掃除などをしたりして付近をぶらつくばかりである。30分ほど写真を撮ればもういいでしょう。
その後も時々車を停めながら岩手山を取り続けて、やがてR282に出て道の駅:西根にて小休止。この道に駅に寄るのは初めてだったが、水汲み場もあり、宿泊にも向いているように思った。機会があれば泊まることになるかもしれない。
道の駅を出た後は、R4を目指して県道を行ったのだが、途中で道を間違え、かなり遠回りしてしまった。R4に入ってからは流れは順調で、11時半ごろ岩手町の道の駅:石神の丘に到着。此処で昼食休憩。先ほどまで快晴だった天気は、その後雲の数を増して、何だか怪しげになってきた。良い時に写真が撮れてよかったと思う。昼食はあまり食べてはいけない非常食用のカップヌードルにした。めんどくさがってはいけないのは解るけど、たまにはまあ好いだろうと身勝手に妥協する。 (以下その2/2へ)