村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

「菊慈童」

2017-12-21 23:45:07 | 能・謡
芋少し煮えて冬至を祝ひけり かな女

長谷川かな女は
高浜虚子門の俳人
『水明』を主宰。
昭和44年(1969)歿、81才。


今日は謡の稽古
稽古しているのは「菊慈童」

菊の露を飲んだおかげで
700歳の長寿を保つという

中国の魏の文帝の臣下が,
勅命により れき県山のふもとに
湧出る薬水をたずねていくと,
菊の花の咲き乱れた山中の庵で
菊慈童 に会う。
周の穆ボク王に仕えた慈童で,
枕をこえた罪で流されたが,
王から賜わった枕の
『普門品』の2句の偈ゲを
菊の葉に書き写したところ
葉の露がしたたって
不老不死の薬となり,
それを飲んで
700歳を保っていることを語り,
その菊水をすすめて,
慈童は山路の仙家に入る。・・・
(コトバンクより)


菊慈童は
祇園祭の菊水鉾の稚児人形であり
祇園祭の菓子の亀廣永製「したたり」が有名だ

練習していると
「菊水」や「したたり」という言葉が
謡本の中に出てくる
そう言えば前に紫兎先生から
その話を伺った記憶があったが
忘れるのは
早い



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コメント
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