村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

奥山の岩がきもみぢ

2023-11-13 20:43:18 | 古筆

 樋口一葉
ここまでは
あらしも訪はじ
奥山の
岩がきもみぢ
冬も残れり

関戸本古今集は
伝承筆者は藤原行成
零本が名古屋の関戸家に伝来したことから
こう呼ばれる。
染紙の料紙に、
緩急抑揚に富んだ筆を
自在に駆使し、
効果的な墨継ぎで
美しく流麗な連綿を展開する。

関戸本和漢朗詠集は
伝承筆者は藤原行成とされてるが、
高野切(第二種)、
平等院鳳凰堂扉の色紙形と同筆
と考えられていることから、
源兼行筆と推定される。
とネットにあったが。

さて、この関戸家とは
何だろう
名古屋の素封家だろうが
何々とはっきり言えるほどは、
知らない
調べてみた

関戸家は
尾張藩の御用商人。
幕末の関戸家の関戸内兄が重要らしい

関戸内兄 セキド ウチエ
文政7年(1824)~
明治33年(1900)
愛知県名古屋市千種区
商人・歌人。
初名は信允。
小字を梅吉。
後、梅五郎と改め。
長じて哲太郎と称す。
府下堀詰町の富豪なり。少うして植松茂岳の門に入りて学び、
詠歌を工にす。
又茶事を好み、
松尾宗五に学びて松下軒と号す。
内兄又古筆及び古器物を愛し頗ろ鑑識に長ず。
家固より収蔵多し、
而して名品逸物の市賈の間に出づるあれば、
多く之を購ふを以て、
其家蔵に天下有名の物頗る多し、
(名古屋市史)

わかったような

写真は京料理ふくもとの口取り

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