村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

近江八景

2010-11-13 23:25:27 | 紫廼茶話会
今日は紫兎庵様にて茶の稽古
七事式のはずが
欠席三名になり人数がそろわず奥伝をする
待合には抱一の椿の画がそそとあり
本席は堅田落雁
峯あまた 
越えて越路にまづ近き 
堅田になびき
落つる雁がね

作者は有栖川幸仁親王
明暦2年1656~元禄12年1699 44歳
後西天皇の第二皇子


近江八景は
瀟湘八景を近江にあてはめたもの
・粟津晴嵐 アワヅセイラン= 粟津原
・勢多(瀬田)夕照 セタノセキショウ= 瀬田の唐橋
・矢橋帰帆 ヤバセノキハン= 矢橋
・唐崎夜雨 カラサキノヤウ= 唐崎神社
・三井晩鐘 ミイノバンショウ= 三井寺(園城寺)
・石山秋月 イシヤマシュウゲツ= 石山寺
・堅田落雁 カタダノラクガン= 浮御堂
・比良暮雪 ヒラノボセツ= 比良山系

中国の瀟湘八景は
・山市晴嵐
・漁村夕照
・遠浦帰帆
・瀟湘夜雨
・煙寺晩鐘
・洞庭秋月
・平沙落雁
・江天暮雪

なにかと出てくるので覚えておいた方が良いだろう


茶の湯・茶道ランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 五十四帖 夢の浮橋 | トップ | 林檎 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

紫廼茶話会」カテゴリの最新記事