村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

大聖武・大和切

2020-07-27 22:58:47 | 覚えたい古筆
今日から始まった
村雨庵お習字教室
禹聖ウセイ会
先生は村雨庵お弟子様の 森金先生
今日の参加者はワユコさんと私め計3名
森金先生は会社のお習字教室で長年研鑽
この3月に辞められても、
続き指導にもあたっている
そこで書道の会に入っていたのだが
退社後は独立
社中に声をかけると七名が参加
今月からお習字の稽古をすることになった
今日は
漢字半紙楷書 
漢字半紙行書
かな半紙
あと細字というのも稽古した
半紙に漢字を書くのは
久しぶりだが
思った通り すぐ飽きる
墨を磨るがなかなか濃くならず
いざ書いてみると
あっというまに
墨が無くなる
墨を磨るのも面倒ゆえ墨汁に代えて
何枚か書いたが
思ったようにはかけない
飽きたので次は仮名
硯を小さいのに代えて
筆も和筆、和墨
それなのに二枚書いたらもう駄目
休憩だ休憩
甘いの食べてお茶を呑む
ちょこっと書いては休憩
この繰り返しを何度かした
お習字は正直キライ
でもお習字は必要なのだ
一人では決してお稽古はしない
みんなとすれば何とかなるかも
締め切りがあるので
何とかなるかも
四、五十年振りのお習字
案外楽しかった
継続は力

というところで
ついでに古筆の勉強をしよう
古筆手鑑コヒツテカガミは
大聖武オオジョウム
または大和切ヤマトギレを以て
始めるとされている

伝 聖武天皇宸筆 賢愚経ケングキョウ
料紙は荼毘紙ダビシ
香木の粉末を虫除けに漉スきこんだもの
書風は重厚威風あたりを払う
ともいうべき文字であり
その筆致は
北魏龍門の諸碑にかようものがある
文字の大小によって
中聖武、小聖武
と言い伝えている荼毘紙があるが、
書風はまちまちである
荼毘紙ダビシであれば皆
聖武と呼ぶ
古筆家の慣例になっている
首尾完備した大聖武の巻子本が
帝室、東大寺、名家などに残っている
と(昭和新修日本古筆名葉集ヨリ)

覚えておきたい
古筆の勉強1
大聖武(大和切)
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