村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

まず火の始末 釜の始末

2010-09-30 23:34:51 | 村雨庵 稽古 
稽古が終ると
何より先 まず一番に
火をかたづける作業をする
釜を上げて水屋の釜据えに置く
左手の上にぬれ布巾を置き
台十能を持ち長火箸で炭を上げる
ぬれ布巾がそばにあれば
万が一炭を落とした時は布巾で取れる
取りだした炭を
丁寧に消し炭入れにいれる
回りに落としては危険だ よそ見をせず良く見て 
重々注意する
火事になると大変だからね
釜据えに置いた釜には熱い湯が入っている
湯が熱いうちに
釜を仕上げる事も重要だ

わが社中では最近 釜の仕上げ方を変えた
以前は水を入れては釜に掛けまわし
また水を入れては釜に掛け回しと
釜の湯を徐々に冷ましていたが
やめた
まず 熱い湯を回りに二三回ジャッと掛け回し灰などを落とし
お湯を茶巾盥にあける
底は何時ものように底を洗い灰を落とす
綺麗なお湯を掛け表に返す

乾いた布巾で釜の中をよく拭く
押さえるように拭く
底だけでなく内側全体の湿気をよくとる
手早く丁寧にする
ただし 熱いから注意して
釜をかけて乾かす
残り炭もわりと多く残すようにしている
余熱で乾かすという人もいるが
それではちゃんと乾かない場合があり
わが社中では釜をこうして仕上げている
一度でも乾かすのをやめたり 水を入れたままにすれば
即 錆がくるのだ
気をつけよう 
わが社中の皆さま

さあ
明日は茶会用の釜を出さないといけない
高い所に置いてあるので脚立でないと取れない
あと一日だから仕方ない
必ず明日出さないと茶会に間に合わない
いつでも
なんでも ギリギリにならないとしない
そういう性格だ
もっと早めに支度準備を始めて
いつでも余裕のある性格のになりたいが
どうも
ギリギリが好きなようだ
仕方がないか・・・



茶の湯・茶道ランキング
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 和歌三神 | トップ | 待合は大伴旅人の画を掛ける »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

村雨庵 稽古 」カテゴリの最新記事