村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

春のけしきにかすめども

2023-03-14 23:43:10 | お習字

 紫式部
み吉野は
春のけしきにかすめども
むすぼほれたる
雪の下草

むすぼほれ→凝固、凍結


今日はお習字
森金先生のご指導のもと、
今日の生徒は私一人
他は硯が重いから自習。
最近行った茶会の事など
お喋りしながら仕事をこなす

先日の東茶会の薄茶席。
道具畳の水指の左隣に、
硯屏ケンビョウが置いてあった。
何だろうと
ずっと気になっていたところ、
最後に
柄杓をそれに立掛け、
蓋置を柄の脇に添えて飾られた。
なるほど
だから蓋置は
お習字の水滴スイテキ。

文房とは文人の書斎。
そこで用いる道具が文房。
文房四宝ブンポウシホウは
筆、墨、硯、紙。
誰もが好きな文房具。
丸善や伊東屋でなく、
今度は茶道具屋さんで文房具を
買おう。

写真は堀江知彦筆の短冊

春の園
くれないにほふ桃の花
下照る道に
いでたつ乙女

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