村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

小紫なる岸の藤浪

2023-06-13 23:40:43 | お習字

 相模
見渡せば松のみどりにうちかさね
こ紫なる岸の藤波


今日は火曜日
お習字のお稽古
森金先生とお習字
予定は予定

針切は
相模集・重之の子の僧の集
相模と、重之の子の僧、

藤原行成筆と伝えられる。
相模集と重之の子の僧の集の二集を1冊の綴葉本として書写されたもの。
書写本の筆跡が細くシャープなところから、
『針切』と称されている。
歌のみが書写された相模集の部分と、
詞書コトバガキを設けて
リズミカルな出入りを配した
重之の子の僧の集の部分とが有る。
どちらも流麗な線で書かれているが、
相模の部分はやや右に流れる傾向が有り、
重之の子の僧の部分はこれに比して
行をやや垂直に執り、
墨継と相まって
すらりとした美しさをより強調して
凛とした強さも醸し出している。
「針切相模集」は
現在十一葉三十六首知られているが、
後に一葉四首も『針切』として加えられている。
一方、「重之の子の僧の集」は
二十二葉五十五首が現存しているが、
後に書写時期を異にする転写本など
数冊から十首が推察されており、
六十五首が『針切』として確認されている。
11世紀終わりから
12世紀初め頃の誕生とされる。
料紙は生成りの楮紙で、
調度品としては素朴な紙を使用しているのが特徴。

写真は利休梅だろうか
友達がおくってくれた
浜離宮の花の写真

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