村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

もみぢ踏み分け

2023-10-14 21:11:17 | 茶道具、古美術、骨董

 藤原定家
秋山は
もみぢ踏み分け
訪ふ人も
聲きく鹿の
音にぞなきぬる

12世紀初頭に編集された二十巻本歌合は
別名(類聚歌合)ともいう

堀河天皇(在位1086~1107)のころに編集
200回以上の歌合で詠まれた和歌を載せた巻子本
陽明文庫にあり
茶会で伺うたびに
ガラス戸を開けて頂き
拝見したが
罫線が引いてあることだけ
確認した

その二十巻本歌合の
断簡になったものに
「柏木切」と「二条切」の二種類がある

清書ではなく原稿として書かれているので、早書き
筆者は大勢の人で分担
そのうち
藤原忠家筆と
伝えられるものは
…「柏木切」と、

忠家の子である藤原俊忠フジワラノトシタダ筆と
伝えられるものは
…「二条切」

今日は
東京美術倶楽部のアートフェアへ
「二条切」が三ヶ所のお店で出ていた

アートフェアは
昨日から始まってる
道具を買うなら初日に行くべき
今日は二日目だが
ふたりの御弟子様は何とか
希望の道具を買えたようだ

お昼はタクシーで新橋亭へ
予約で満席と断られ
駅への道すがらの
寿司ざんまいにて
まずは生ビール
あれやこれや
満腹になるまで
食べる食べる
お腹は満足したし
私は何も買わなかったが


楽しかった

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