村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

大炉

2015-01-29 23:46:07 | 村雨庵 稽古 
昨日の稽古から
大炉を開いた
五徳を鬼爪にし
玄々斎好みの雪輪瓦を入れる
初炭の時に
雪輪瓦の向うの湿し灰に灰匙をさしておく
以前は白楽の灰匙をつかっていたが
楽の灰匙は折れやすい
すぐ壊れてしまった
それからの稽古は
利休好み桑柄を使っていたが
灰の中にあった部分の色が変質した
普通の点前でも
灰器の中に灰匙を長く置いてはいけないとよく言う
金属のものは湿気を嫌う
使い終わったらすぐ灰から取り出し
綺麗に清めるように
気をつけよう


毎週水曜日と木曜日が稽古
次回は来月4日と5日だとすると
節分の取り合わせを
今週しなければ来年になってしまう
古い升を菓子器にし
節分の蒔絵の棗
そうだ
いつも使うお福さんの茶碗を出すのを忘れた
来年だ
というと
鬼が笑う
だろう



節分や鬼もくすしも草の戸に 虚子
虚子は高浜虚子たかはまきょし
(1874~1959) 俳人・小説家。
松山生まれ。本名,清。正岡子規に師事。
「ホトトギス」を主宰,
客観写生・花鳥諷詠を主張し,
俳句の普及と後輩の育成に努めた。
写生文・小説もよくし,
「鶏頭」「俳諧師」「柿二つ」などの創作がある。
句集「五百句」など。
《三省堂大辞林より》



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