村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

小松の画

2015-01-15 23:55:11 | 村雨庵 稽古 
きのうの待合の掛け物

小松が3つ
人物が
振り返っている

小松引きかなぁ
と思って掛けたが
箱は会わせ箱なので
実際は
画の意味がよくわからない
落款は芳雨
作者の事もよくわからない

わかっていることより
遙かに
わかっていないことの方が多い

だから
面白い




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つるかめ

2015-01-15 00:52:29 | 村雨庵 稽古 
橋松の初の1月鶴亀の千代萬代といひて舞し

水曜稽古の掛け物は
短冊
筆者は賀茂季鷹
加茂とも書くらしい

かも‐の‐すえたか【加茂季鷹】

[1754~1841]
江戸後期の国学者・歌人。
京都の人。
本姓は山本。号、雲錦。
上賀茂神社の神官。
著「万葉集類句」など。
《コトバンクより》


癖のある文字である
掛けたばかりでは
すぐには読めない
読めない時は
キリキリと集中する

じっくりみっちり
よくよく見る
何日も
何カ月も
何年か
かかる場合もあるが
だいたいは読めるようになる
これも初めは四割しか読めていなかったが
稽古が終わりブログに載せる都合上
否応なく暫し集中
さいわい読めた

題詠は
正月
橋松のはつの1月鶴亀の千代萬代といひて舞し 季鷹


「鶴亀」とは能の演目だ
よって「橋松」とは
能の橋がかりの松だろう
「千代萬代」とは鶴亀の謡の言葉にある
スルスルと歌の意味も理解できた
17文字の中に能舞台が浮かび上がる

その短冊は
少なくとも173年経ったもの
そしてその歌を読めば
いにしえの歌人と共感出来る
いやそれは千年以上前の歌人とも可能だ


短歌も奥深い
今年から いや今日から
短歌をはじめたらどうだろう
心からお薦めする


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