村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

縞さま 古希の正午茶事

2013-11-29 23:56:56 | 茶事 茶会 
縞様の茶事へと招かれ
紫先生とお仲間連で伺う
空は青 風は冷たいが気持ちが良い
心弾むとは こういう気分だろう

席入は11時半 
嬉しい気持ちを抑えつつ入った待合の床は
少し細身の画賛の軸がかかる
大徳寺418世の宙宝宗宇の賛に
大徳寺429世の明堂宗宣の画

本席の床は 西行
モミジの歌切である

正客の紫先生から挨拶を順にする 
ご亭主の声が潤み、つられて私めも不覚にも涙をこぼした

はらはらと
落つる涙ぞ
あはれなる
たまらずものの
悲しかるべし     西行

縞様は今年古希である
その茶事にとにかく皆様ともども無事に参加出来た事が
何より有難く、幸せなのである
使われる道具には
初めて知る茶人や珍しい焼物もあり
縞様のお数寄者振りを再確認

楽しい時間は 早く過ぎる
お腹も気持ちも満足しつ茶事は終わり
名残惜しくも去らねばならぬ
帰り道はすでに暗く
各自にそれぞれ帰るが
私めは茶事の気分を惜しくもあり 
ひとり家の近くの喫茶店へと寄道す
珈琲とピザを頼み
今日の会記をつけた

写真は古銅の花入
イタヤ楓と初嵐

さあこれから お礼のお手紙を書くゆえ
ここまでで・・・



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