村雨時雨

雨が降っている
午後も雨
ザーっと降りさっと止む
それを何度か繰り返す
まさに村雨時雨だ

今日は文の会
会員二名がいらっしゃる
小降りの時にみえると良いが
木戸の外までお迎えに行ったが姿が見えない
お昼頃　到着　雨は小ぶり
お勉強の前にhiroko様は
軸を二幅持参され
筆者が誰か知りたいとのこと
ひとつは細い軸で共箱である
題は　秋山呼友
前景に清らかな瀧があり滔々と水が落ち
紅葉が色づく山の頂きには雄鹿が凛々しく佇む
そして遥かに山が霞んでいる
景樹と落款があるから
今井景樹イマイケイジだ
明治24年～昭和28年77歳
三重県生まれ、本名は康　
京都美術専門学校卒
円山派　今尾景年に師事　

もう一幅は湖畔清風
湖　たぶん琵琶湖だろう
前に葦が茂りその向うに魚捕る魚籠の乗った船を操る舟人
遠くに比叡だろうか　山が見える
これも共箱だが
落款が読めない
日本の文字だが読めない
hiroko様はお習字の先生なのであるが
やはり読めず
迷いつつも「墅木」と読んだがどうだろう・・・
いろいろ調べたが　そんな画家はいなかったが
その調べる作業が思いのほか楽しい
筆者を御存じの方は是非とも　
教えて頂きたい



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