村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

木枯らしに

2012-12-01 23:10:15 | 茶の事
月に一度の花月、七事式の稽古日
今日は休みが多く先生が臨時に入られて
濃茶付貴人清次と茶カブキ之式をした
茶カブキでは私めは執筆

文字は大中小の大きさを書き分ける
大の字で 茶カフキ之式 と題を書き
大の字で 正客から順に宗名を書いていく
極小の字で 初昔、後昔、客と題の左下方に記入
次に中の字で
干支、月、日 場所
点茶と執筆者を書く

本茶になれば書き始めるが
それまで執筆は特に用事が無く
ただ座っているだけである
美しい文字を書こうとすると
とても居たたまれないが
誠実に文字を書けば良いのだと
言い聞かせた

全て書き終えると 
我ながら情けない
日頃の手習いの不備を
つくづくと感じつ
当たった方の許へと行くのが 申し訳ない

来年こそ
お習字を勉強しなければ と又 強く決心した

夕方には
木枯らし吹いて 
寒い寒い


木枯に
吹きあはすめる笛の音を
ひきとどむべき
言の葉ぞなき

源氏物語第二帖 帚木より


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