村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

松風庵・夏の茶事

2009-08-23 23:24:02 | 茶事 茶会 
今日は日曜日
松風庵様のお茶事へ いそいそと参る

マンションの一室
茶室は京間の四畳半
台目の床の間に風炉先窓があり
床を上げて本炉が入っている 
茶室の設計は5年前
清秀庵 設計室長がした
清々しい茶室だ
今日は
夏座敷の簾も優雅 隣室がほの見え 涼しげ伸びやか である
京間の四畳半は流石に広い 客は八人と多いが
折敷が並んでも
それでもまだ余裕がある

都心のマンションの6階
そとの音も聞こえず静か
市中の山居
そのもの


待合 高島羽衣 和歌の書かれた団扇を表装したと
歌は 夕立の晴れたるあとの小座敷にまず入り放つ風のまろうど

われらまろうどは 八名
久しぶりに嬉しい面々 いや年中会っても茶事にては又楽し
正客は紫兎庵様
お湯を頂き本席へ
掛物は禅語
和気満堂
今年の大河ドラマ 天地人の子供時代に修行したお寺の先代のご住職
雲洞庵白竜94才の書
和気堂に満つとは 今日の茶事そのものとぞ

水屋はお弟子様お二人お手伝いにての
おいしい四つ椀懐石 裏はさぞ大変であることよ
お察ししつつも くつろいで頂戴するしあわせ
やめられず

そのあと初炭
流儀が千家表流 めずらし 食い入るように手前を拝見
手前はぜんぜん違うのが又 面白い
香合はきんま 小さい形の愛らし
菓子は滴り

中立のあと濃茶後炭薄茶となる

濃茶
水指 清白磁の割ぶた水指
茶入 ぜぜ
茶碗 井戸 替えに備前 
茶杓 大徳寺三玄院 長谷川大眞作 銘 松風
建水 曲げ
蓋置 
菓子器 ぎやまん
菓子 滴り

薄茶
棗 曳き舟蒔絵 加賀蒔絵
茶碗 前田正博
   常夏色絵 妙山作
   安南とんぼ写し
茶杓 成瀬宗巨 銘 虫の声

楽しい事はあっと言う間に経ってしまう
ああ もうお終い
水屋をお手伝い頂いた
かじや様
おおつき様 有難う御座いました
又 松風先生の後ろを支えて差し上げて・・・
そして
又 お誘いくださいませ・・・
コメント
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