村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

小座敷の茶の湯は…

2009-08-09 23:08:41 | 茶の事
夜7時56分地震があった
震度3か

わがやは築41年を過ぐ木造ゆえ
グラグラふらふら揺れた
棚の上には色々な茶道具が乗る
村雨庵の設計室長が壊れた物はないか電話をくれたが
幸い
ものが落ちるほどではなかった

まだ使わねばならぬ
わが住まい
わが茶室
わが建物

小座敷の茶の湯は第一仏法を以て修行得道するものなり…

家は漏らぬほど、食事は飢えぬほどにて足ることなり…か

南方録にはこうあるが、
家は漏らぬほど
だが
食事の方は無理



室町時代
茶室を喫茶之亭、会所、茶湯座敷、数寄座敷、函丈、茶湯間、そして座敷と言った
座敷は畳の敷き詰められた部屋をさす
床と畳がある茶の部屋は座敷、
そのころ座敷は茶の部屋以外にはなかった

利休の時代は
座敷とも言ったが
他に囲い、数寄屋、小座敷とも
囲いは
書院と続きに建てられた部屋を小さく囲い茶室とす
数寄屋は
棟を別にし、潜りより出入りす茶室

茶室を
大名茶人は数寄屋
利休系は小座敷と言った
九間ココノマという18畳の部屋があり四つに分け四畳半ができたと言われる



工芸の母体は建築

作庭、襖絵で絵画、欄間は木工、染色、そして最後に陶芸だ

工芸は我ら生活を彩り
豊かにする

茶の湯に
欠かせぬものだ
コメント (2)
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