村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

八月の茶花

2009-08-08 23:57:49 | 植物・茶花
七月の茶花に河原ナデシコ、松本センノウ、節黒センノウ、鷺草、伊吹虎ノ尾、そしてむくげだ

道理で八月に入ったからか七月の花のむくげは盛りを過ぎた様子

八月の茶花としては夏藤、露草、矢筈すすき、縞葦、ハス、鵯花、ウメバチソウ
晒菜ショウマ、朝顔、芙蓉、ミソハギ…

朝顔と言えば利休と秀吉の朝顔の茶会のが有名だが
天正年間に一番あさがおを使ったのは津田宗及で、そのころの花は小輪のはず
大輪になるのは、元禄すぎてからの事と

利休は一輪のあさがおに美を集中させ、その他はみな切ってしまう
一瞬の美しさを一輪の朝顔に託し
時の権力者にへつらわず、その美意識を表現した

上記の事があり安易に茶席では用いなくなったとも
コメント
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