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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

妹背の山の中に落つる

2021-04-13 22:34:35 | 能・謡

流れては妹背の山の中に落つる
吉野の川のよしや世の中
 『古今集』読み人知らず

今日は謡の稽古
「弱法師ヨロボシ」をはじめる
今日のお稽古の中に
「妹背イモセの山の中に落つる。
 吉野の川のよしや世と思いも果てぬ心かな」
と言う詞章があるは
古今集の上記の読み人知らずの
和歌を引いたもの。
何事もままならぬ世と諦めきれぬ心よ、の意。
と謡本に説明があった。

 



謡の予約には時間が早かったので、
ヨックモックで一人で昼食。
写真の
キッシュのランチをたのみ食べ始めたが、
食べ方が早い。
この調子だと
予約時間までには、
たくさん時間があまりそう。
塩気のある左下の小鉢。
サラダのドレッシングも味が濃いめ。
ワインに合いそうだと
思わず手を挙げて
グラスワインを頼んでしまった。
今まで一人でワインを飲んだ事はない、
初めてのことだ。

 



春の湖に足をひたひたするが如く。
美味しかった。
なんて変な感想。

ずっとお酒を口にしてないせいか、
すぐ酔っ払ってぽーっとしてきた。
顔も火照ってきたし、
マスクは最小限度しか外せない。
しわ沢山。シミいっぱい。
その上たるみもブルドッグなみ。
マスクは決して外すまい。

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草も木も あまねく芽ぐむ

2021-04-05 22:19:54 | 能・謡

草も木も あまねく芽ぐむ 春雨に
袖は濡れても かひなかりけり
藤原俊成

今日は
謡の稽古
冷たい雨が降っている
原宿へと出かける
次なる謡をはじめるので
先生に録音をお願いする
姿勢を正し
真向かって先生の謡を拝聴する
ひとり贅沢を味わうひとときである

写真は
土曜日にも写真を撮った
近所の藤の木
あっという間に花房が長く伸びて花咲く
傘を持っていたので通り過ぎたが
戻って写真を撮った

皆様お元気でしょうか
暫く
お目にかかれない日々が続き

淋しいです

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わさ苗を

2021-03-26 23:59:36 | 能・謡

わさ苗を
宿もる人に
まかせをきて
我は花見に
いそぎをぞする
好忠

わさ苗とは
 早苗・早稲苗のこと
好忠とは
曽禰 好忠ソネヨシタダ
平安時代中期の歌人。
出自については未詳。
中古三十六歌仙の一人。
官位は六位・丹後掾。
長く丹後掾を務めたことから
曾丹後ソタンゴとも曾丹ソタンとも称された。

今日は謡の稽古日。
「胡蝶」があがって次の演目。
その録音をお願いするつもり、
なのに、
録音機を忘れてしまった。
それも忘れたことに気がつかず
謡本や扇を出してさて、それからリコーダーの用意。
とやっとその時に気がついた。
お稽古バックにそれを入れた記憶が無い。
入れ忘れたことも忘れてる。
とほほ。
急遽スマホの録音アプリをインストールして、
何とか事なきを得た。
そうなら毎回スマホ録音でも良さそうだけど、
スマホは安心できないから、
家に戻ったら、すぐリコーダーにとりなおした。
いつも通りなら、
これで安心だ。

午前中に根津美術館へ
「狩野派と土佐派」の展覧会。
写真は根津美術館。
ヨックモックへも寄りたいが、
今日も自粛。

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年の暮れ

2020-12-21 23:54:09 | 能・謡

盗人に逢うた夜もあり年の暮れ 芭蕉

無いようでもこの一年
色んな事があった
盗人には入られずとも
コロナウイルスの脅威
自粛生活中は
世の中は思い通りに運ばない事を知り
誰もが動かずジッと我慢する
という日々を過ごさざるを得なかった
あと少しで今年も終わり
今日は久しぶりにお謡の稽古
稽古日がお茶の稽古日と重なると行けないので
今月の稽古は一回一コマのみ
先月も一回だけだったから
中々進まない
毎日自分で稽古しようと
思ってはいるのだが
用があるとこれが出来ないのだ
毎日のルーティンに組み込めると良いのだが
テレビをみる時間はあるが
謡の時間がとれない
先生はテレビは見ないとのお話し
エフ先生もテレビは見ないと仰ってらした
テレビを見てると
特に中国ドラマの字幕の場合は
チラとも目を外せない
ずっとテレビばかり見てる私めは
片づけも家事も
何にも出来ない
考え物だ

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夜討曾我ヨウチソガ

2020-12-12 23:33:32 | 能・謡

初曾我ハツソガや団十菊五左団小団 子規

今日は能楽鑑賞に川崎能楽堂へ
狂言は「清水」
能はシテ梅若実の「夜討曾我ヨウチソガ」

曾我兄弟というと
歌舞伎や能また浄瑠璃などに出し物が多数ある
それを「曽我物」言う
延宝年間(1673-1681)から続々と曽我物の狂言が生まれ、
宝永から享保年間(1704 - 1736)ごろはことに
人気が高く人々に好まれたため、
江戸では各座、正月狂言として必ず
新作の曽我物を上演する慣わしとなり、
明治初年まで続いた
 とウィキペディアに あった
謡のお稽古では「小袖曾我」を習ったが
曾我兄弟の事
あまり詳しくない

曾我兄弟の仇討ちは
日本三大仇討ちの一つで
建久4年5月28日(1193年6月28日)、
源頼朝が行った富士の巻狩りの際に、
曾我祐成と曾我時致の兄弟が
父親の仇である工藤祐経を討った事件。

お謡にもあるし
知っていた方が良さそう

写真はうちの紅葉
植木屋さんがコロナ禍で来てくれないので
お弟子様が切ってくれた

紅葉してる
季節は巡り来る
紅葉し
落葉して
いずれ新芽を芽吹く

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秋蝶

2020-10-27 23:34:25 | 能・謡

胡蝶にもならで秋経る菜虫哉  芭蕉

歳時記に秋蝶という季語がある
秋蝶は
立秋を過ぎてから見かける蝶のこと。
春や夏の蝶にから比べると
いくらか弱々しい印象を受ける。
冬が近なるとその数もめっき り少なくなる。

今日はお謡の稽古
稽古不足なので謡わず
次の謡の録音をお願いした
次は「胡蝶」
近くで拝聴し
しびれた

終わるとサントリー美術館へ
行ったが何と
お休みだった
確認しなかったから
いけなかった
ミッドタウン二階で
お昼を食べて帰る
何事も下準備が必要だったこと
すっかり忘れてる
反省

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今日は水道橋

2020-10-09 23:13:25 | 能・謡

今日は能を鑑賞
台風が心配だったが
今のところ大丈夫
電車も動いている
風も雨もそれほどではない
良かった

鉄仙会の定例会
出し物は紀貫之が登場する能「蟻通アリドオシ」
狂言「雁大名ガンダイミョウ」
能「鳥追舟トリオイブネ」
今回は一度も居眠りしなかった
よしよし

終わると9時を過ぎ
家には10時到着
久しぶりに帰宅が遅くなり
車中はサラリーマンばかり
それも久しぶりな気がする
夜は寒い
体に沁みる

写真は
水道橋の宝生能楽堂へ行く
曲がり角にある珈琲屋さん
時間が半端だったので
ホットドックと珈琲頼んで時間調整
ウインナの大きなドックと野菜がたっぷりのお皿
ナイフとフォークで召し上がれと
いざいざ四つに切って思い切り大きな口を開けたものの
ウインナの熱いこと
涙が出た
トホホ

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今日は原宿

2020-09-25 23:47:36 | 能・謡

今日は
小雨降る原宿
お謡のお稽古
まだ「天鼓」が終わっていない
相変わらず私には
難しい
ただただ必死で
先生の真似をするだけ
今日はまあまあの低い声がでた感じ
この調子で

頑張ろう

写真は旧原宿駅の裏側
いずれ取り壊されるらしい

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今日は川崎

2020-09-21 22:19:27 | 能・謡

今日は川崎
初めて川崎能楽堂へ

三時半開場
四時開演
狂言は「悪坊」
能は「女郎花」
駅からわりと近い
ロビーが狭い
客席数がとても少ない
その上
コロナ対策で
両隣の席には
ソーシャルディスタンスで
座ってはいけないと
左右が空いているから
荷物も置けるし
ゆったりして 気分は良い
券はさいわい
小波さんが譲ってくれた
席は
脇正面の一番前
舞台が近い
真向こうに
地謡で先生が座ってらして
もし目が合ったら
恥ずかしい
居眠りして見られたら
なお恥ずかしい
必死で眠気を耐えたのに
結局
途中で舟を漕いでしまった
あーぁぁ

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今日は表参道

2020-09-10 23:40:33 | 能・謡

今日は表参道
そこで写真を撮った
お謡のお稽古日
お稽古しているのは「天鼓テンコ」
中国後漢の時代
天才楽人の少年のため
天から鼓がふってきた
勅命によって召し上げることに、
少年天鼓テンコは渡すのを拒むと
なんと呂水の江に投げ込まれ、
鼓は宮廷に。
ところが誰が何としても鼓は鳴らない。
そこで老父を召して打たせてみると
親子の縁か鼓は妙なる音色を発した。
宮廷は喜び感激し
呂水の江畔で少年の追善管弦講を催すのだ。
すると少年天鼓の亡霊が現れ
その鼓を打ち、報謝の舞楽を奏する。

先月休んだので
本来ならその分お稽古時間が
充分にあったはずなのに
これ幸いと怠けていた報いが来て
うまくいかなかった
前シテは悲嘆にくれた老父
ワキは廷臣テイシン
後シテは
心を躍動させて鼓を打つ亡霊天鼓
その三名を謡い分ける
難しい
老父の気の抜けた沈んだ謡い方
難しい
声は張ってしまうし
ハキハキとどんどん早口になる
自然と音程も徐々に高くなってしまう
技術はない
気分だけ暗く沈んでみたら
フシが全くわからなくなって
がっかり最低だった
これも稽古不足
次回はガンバロウと
強く硬く決心した
今のところだが

ひとつ勉強した
[忘れんと思ふ心こそ
忘れぬよりは思ひなれ]と
上げ歌の詩章があるは
『続拾遺集』
藤原實氏(西園寺實氏サイオンジサネウジ)
「面影を忘れんと思う心こそ
別れしよりも悲しかりける」を
よりどころとするそうだ
謡は語りだが
文学の要素も深い
天鼓の詩章にも
白楽天
玉葉集の侍従の和歌
和漢朗詠集
圜悟仏果禅師語録からの[人間の水は南]など
内容は奥深く、楽しみも広い
おすすめだ

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憂ウしと見し世ぞ今は恋しき

2020-06-08 23:49:47 | 能・謡
 百人一首歌番号八十四
永ナガらへば
またこの頃や
しのばれむ
憂ウしと見し世ぞ
今は恋しき
 藤原清輔朝臣フジワラノキヨスケアソン
『新古今集』雑・1843

今は新型コロナ禍で
普通に生活することが
大変困難な時代
友人とも会えず
お喋りが出来ない
茶会も出来ない
あの頃はマスクを離さず
三蜜が怖くて
電車にも乗れなかったねと
いつか思えるのか

藤原 清輔フジワラノキヨスケ
平安時代末期の公家・歌人。
藤原北家末茂流、
左京大夫・藤原顕輔の次男。
六条を号す。
六条藤家3代。
多くの著作を残し六条藤家歌学を確立
平安時代の歌学の大成者

今日は
お謡のお稽古で原宿駅
今月一日にも来たので
一週間あいただけだが
駅前は倍くらい人が増えている

写真は
もとの原宿駅の裏側
新しい改札口に入る前に
右側の窓から撮った
帰りは一番線なのに
何も考えずエスカレーターを降りると外回り二番線
一週間前も同じく間違えた
老化だ
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上を向いて歩こう

2020-06-01 22:31:52 | 能・謡
今日は
お謡のお稽古へ
お稽古場は久しぶり
三ヶ月振り
何を着ていくか悩んだ
気持が引き締まる
先生のマスクは洒落てる
濃紺のお召しの和服生地
柄がワンポイント
流石

電車内は
立っている人がパラパラ
思ったより混んでる
原宿の外回り
二番線ホームに着いたが
いつもと違う
原宿駅の改札口は二階になった
エスカレーターでおりて地上
なんと
三階には猿田彦珈琲
帰りに寄って昼食
写真は
その猿田彦珈琲から撮った
窓から明治神宮に入る前の橋がみえる
原宿駅近くで珈琲飲もうと言っても
いつも苦労していたから
便利そうだが
いずれは混んで
入れなくなるだろうけど

夜八時頃
外でボンボンと音がする
前にテレビで
新型コロナウイルスの終息を願って
「全国一斉悪疫退散祈願」の
花火の打ち上げがあるとはきいていた

“密"を避けるため
場所や日時は非公開、今月上旬、
日本全国で花火師たちが
威信をかけて花火を打ち上げる。と

どうやらそれ
花火は見れなかったが
花火を見たよとラインがきた
見れて良かったね

悪疫退散
上を向いて歩こう
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外は雪 内は

2020-02-06 23:47:24 | 能・謡
外は雪内は煤ススふる栖スミカかな  一茶

今日は寒い
北国では
雪不足が一日でほぼ例年並になった
とか
お昼はお謡
二時頃戻り
午後からは
村雨庵の木曜稽古

お謡の稽古場に早めに着いた
先輩が仕舞の稽古をしている
先生と並んで舞う様子をしばし拝見
仕舞の足の運びは
無駄がなく
美しい

裏千家の足の運びは
本勝手逆勝手
何れも
客付の足で入り
客付の足で出る

半畳を二歩
三歩目で敷あわせを越える
一畳を四歩
五歩目で敷あわせを越える
京間も関東間も同じ


写真は原宿駅に
今作りつつある新ホーム
原宿駅は現在改装中
ホームはひとつで
山手線の内回り外回りのみ
いつもは観光客でごった返していたが
今日はとてもすいていた
新型コロナのせいだろう
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白炭や

2020-01-14 23:27:53 | 能・謡
白炭やかの浦嶋が老の箱 蕪村
枝炭の白は
胡粉をつけるそうだが、最近は石灰が多い

今日は
お謡の初稽古
取ってある時間より早めに出掛け
謡を紹介して下さった
神奈様と
お稽古の後昼食
ヨックモックのランチ

終わったら
予約をしてなかったが
四カ月振りに整体を受けた
体がすっきりした感じ
終わると
整形外科へ
今年初めてのリハビリ
ほぐしたり
電気をかけたり
筋肉が柔らかくなった
気がした

写真は
ヨックモックのランチ
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ささがにの

2019-08-30 23:59:13 | 能・謡
ささがにの
玉ぬくいとの
緒をよはみ
風にみだれて
露ぞこぼるる
  源実朝

今日は謡の稽古日
予定では八時半起床
家を出るのは九時半
稽古場に到着するのは十時半過ぎ
友人の稽古もみて
自分は十一時半
終わったらヨックモックで一緒にお昼
二時半に出て
四時の整体予約に間に合わせること

という予定
目が覚めたらなんと殆ど十時
慌てた
急いでしたく
直ぐさま出掛けた

扇オウギを忘れた

スマホを見ると
鳴ったはずの目覚まし
起きれずそのまま3件
取れなかった電話が三本
メールは忘れたがいくつかきてた
それで友人は来れないとのことを知る
三本の電話もその友人
まだ朝ご飯も食べてないのに
お昼はどうしよう
稽古はまあまあ
声も出るようになったと
嬉しいっす

明日は八月晦日
いよいよ新涼灯火シンリョウトウカ
秋の初めの涼しくなり始めたころ=新涼は、
明かりの下で読書をするのに
ふさわしい時期である意。
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