実際、私たちは現実を説明するどの理論についても、恣意的なものと感じる部分があり、そこは他の理論もありそうだ、と(ひそかに)感じています。宗教の教義については古来多くありますし、現代科学が説明する物質世界像に関してさえも、別の理論があるという主張(多元宇宙論、タイムスリップなど)が繰り返し出てきます。
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実際、私たちは現実を説明するどの理論についても、恣意的なものと感じる部分があり、そこは他の理論もありそうだ、と(ひそかに)感じています。宗教の教義については古来多くありますし、現代科学が説明する物質世界像に関してさえも、別の理論があるという主張(多元宇宙論、タイムスリップなど)が繰り返し出てきます。
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根拠もなく恣意的に、理論のその部分は出来上がります。理論全体として実用上、語り合いやすくて、それで差し障りがなければ、理論のその恣意的な部分は全体とともに継承されていきます。
ただし、理論の恣意的な部分については、それがそれだけに限られる理由は説明されませんから、本当かな、ほかにも理論がありそうだ、という感じがしてしまいます。
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そもそもなぜキーボードの左上はQでその右はWなのか?円周率はなぜパイというのか?カッパでもいいじゃないか?私たちの算数はなぜ十進法を使うのか?三進法のほうが便利じゃないか? と言うことはできても、実際は、初めにだれかが勝手に作ったものを最後はだれもが使っている。
少数の人々の間で、はじめに思いつきで理論が作られるとき、その小集団にとって、これはそういうことにするほうが分かりやすい、とかあるいは、語り合う場合に使いやすい、あるいは単に声が大きい人のいうことにひきずられて、というようなことで広く使われるようになり、広まっていく傾向があります。
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皆がそう思い込むようになって世間に定着することに成功したそういう理論も、実は最初に理論が出来上がるときはたいした理由もなく作られてしまう根拠のない恣意的な部分が残っています。実際は、かなり多くの部分でしょう。
たとえば「むずかしい話を聞くと肩がこる」という理論があります。日本人以外の人に翻訳して言ってみても全く理解されません。医学者に聞いても根拠はない、というでしょう。しかし世間話など会話に使うと便利です。会話をつなぐのに便利であるという理由だけで、実は、筆者も使っています。
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ちなみに、人間が作る理論はどれも恣意的な部分を含んでいます。どんな理論でも,はじめは、思いつきで、好き勝手に作られていく面がある。いい加減に思いつきで作られた仮説が、いろいろな人が使ってみているうちに、経験によって修正されて、実用的なものに変わっていきます。そうしてしっかり実用価値がでてくると、それには権威が備わってきて、変えることができなくなる。
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