拙稿の見解では、むしろ「動物はくしゃみやあくびやよだれのような反射運動の組み合わせで行動する。人間も同じように、くしゃみやあくびやよだれのような反射運動の組み合わせで(思考し、また)行動する」とするほうが科学的でしょう。そこから、なぜ理性的行動に見える動きができてくるのか、それは、正直に言って、まだ科学ではよく分かっていません。
これに関して拙稿の見解を述べれば、人間は、仲間の視座から見て客観的に予測できる世界を現実として感じ取って、その中に自分の行為を予測して客観的に見る機構を持っているところが他の動物との違いを生んでいる(拙稿19章「私はここにいる―私と世界とのいかがわしい関係」)。
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