哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

徒歩圏宇宙の構造 end

2019年03月30日 | yyy67徒歩圏宇宙の構造



宇宙飛行士はロケットに乗って、非日常的に、宇宙へ脱出するが、到着点には宇宙ステーションがあってそこで宇宙服を脱ぎ、安楽な日常生活を享受する。これがステーション宇宙です。退屈すると、宇宙遊泳などをしてスリルを楽しみます。さらにそこから他の惑星に向かう計画を立てるでしょう。宇宙時代であっても、いつまでたっても人間のすることは変わらない、といえます。■









(67 徒歩圏宇宙の構造 end)


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日常と非日常の境界

2019年03月29日 | yyy67徒歩圏宇宙の構造


一方、日常生活の退屈から逃れて遠くに旅行する、という趣味の人も多い。これは安楽すぎて退屈な徒歩圏宇宙から非日常的な世界へ、時々は脱出したいという、これももっともな欲求です。いずれにせよ、徒歩圏宇宙の境界が日常と非日常の境界となっています。







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エネルギー駆動機械に依存せず

2019年03月28日 | yyy67徒歩圏宇宙の構造


拙稿の見解によれば、徒歩圏宇宙は人間の身体に付着している空間というべき概念です。その内部だけで動いていれば『旅に出る』という緊張感を持たずに過ごすことができる。エンジンやモーターのようなエネルギー駆動機械に依存せずに人力だけで日常生活をおくれる、というイメージのエコなシステムです。閉じたシステムともいえます。なんとなく、ポストモダンの感じがしますね。古き良き日のイメージであると同時に、未来的イメージとも思えます。







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小国寡民

2019年03月27日 | yyy67徒歩圏宇宙の構造


マイカーで高速道路をどこまでも遠く走る、というアメリカンドリームにあこがれる人は減ってきたようです。逆に徒歩圏内で生活する。遠くへは行かないで済ます、という人生が理想なのか?哲学者カントのように、一生生まれた町ケーニヒスベルクを出ずに過ごす。あるいは小国寡民。隣国相望鶏犬之声相聞民至老死不相往来(老子道徳経)というごとく、宇宙船のような徒歩圏宇宙の内部で一生を終える人民の世界が理想的なのでしょうか?







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ニューヨークハイライン

2019年03月26日 | yyy67徒歩圏宇宙の構造


都心部では、古い建物や施設を改築してまとまった再開発エリアをつくるプロジェクトが実行されますが、なかなか徒歩圏宇宙の広さを確保できません。細長い遊歩道がしばしば作られています。河川や線路を歩行者道路や遊歩道に変えます。キャットストリート(1.7キロメートル 旧渋谷川暗渠)、ニューヨークハイライン(2.3キロメートル 旧高架線路)など、人気の散歩道になっています。これらの細長い空間も長さは徒歩圏宇宙の大きさにだいたい当てはまっています。人が気楽にぶらぶらと歩けるように設計されているといえます。







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