どうも、現実はひとつしかない、とまじめに常識的に考えていくと、どうしても矛盾に落ち込んでしまう。もう、しかたがないから、現実はひとつという前提を外してみましょう。まあ仮にですが、現実は次の三つくらいある、とする。適当に番号をふって、現実1、現実2、現実3としましょう。順不同、番号に意味はありません。
現実1=科学が描くような物質だけでできている世界が本物という現実。目に見える物質現象だけから成り立っていて、その変化のしかたは科学が解明する物質の法則に従う。
現実2=自分が感じることだけからできている世界が本物という現実。その感じ方は自分ではだいたい分かっている。
現実3=他人の目で見た自分を自分で感じながら自分を操縦している世界が本物という現実。人の心、自分の心というものが互いに影響しあって動いていく。その心の動きは、物質の法則とは違う目に見えないけれども皆がよく知っている法則にしたがって動いていく。その法則は心理学や社会科学や処世術などの研究領域。
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