哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

精神的大衆?

2017年03月31日 | yyy56マシンガンとスマートフォン


個人力という観点から見れば、個人力を持たない大多数の人々が大衆であり、個人力を集中的に保持している少数者層がエリートということになるでしょう。しかしオルテガが描いたように、権力を持つ少数者の中にも社会維持に実は関心のない精神的大衆が多く存在して社会を腐らせているところに現代の病根がある、という理論があります。









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エリート層が必要という理論

2017年03月30日 | yyy56マシンガンとスマートフォン


現代思想の潮流の中で、大衆とエリートの相克、というようなテーマで繰り返し理論化されてきた現代社会構造のとらえ方があります。大衆の反逆(一九二九年 ホセ・オルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」)という概念は、現代の民主主義・資本主義社会の分析として頻繁に引用されます。この概念の基本テーマは、大衆は社会体制維持に関心も責任も持たずしたがってそれに責任を持てるエリート層が必要、という理論を下敷きにしています。









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慢性的な虚無感

2017年03月29日 | yyy56マシンガンとスマートフォン


富の偏在と個人力の偏在は、現代社会において似たような構造を呈していますが、詳細に見るとかなり違いがあります。超富豪の存在は、そうでない人々にとってそれを思い起こす機会はあまりなく、話題に上るときは羨望と嫉妬を喚起しますがそれは抽象的なものでしかありません。一方、個人力の偏在はマスコミやインターネットを通じて大多数の人々に階層の存在を日常的に感知させます。慢性的な虚無感無力感を与えるという意味で、個人力の偏在は、現代人の社会意識に深刻な影響を与えていると思われます。









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経済的不満にも勝る虚無感、絶望感

2017年03月28日 | yyy56マシンガンとスマートフォン


現代経済の問題点として、富の偏在と格差、と言われていますが、それと表裏をなす形で、個人力の偏在と格差、があります。貧困層や中間層から見て、超富豪の存在は羨望と嫉妬と絶望の感情を呼び起こしますが、それと同じように、個人力のない大多数の人々から見ると、著名人、セレブ、大組織幹部、経営者管理者などへの個人力の極度な集中は、現代社会において経済的不満にも勝る虚無感、絶望感を醸成しているといえます。









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個人力の少数寡占

2017年03月27日 | yyy56マシンガンとスマートフォン


問題は、現代のこれら個人力の大きな人々がごく少数しかいない。つまり、集中している、少数寡占の状態になっていることです。世界の個人力の総和が一定であるとすれば、そこで少数寡占状態となれば大多数の人々は個人力を奪われた状態にあることになります。









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