実際、皆が勘違いすることで、言葉の意味は、変わっていきます。たとえば「キリギリス」という語は、古くはコオロギを指していたのに、いつのまにか、キリギリスのことになってしまった。それでも、ふつうの人は全然困らないわけです。
人間が身体運動をする。あるいは物質に運動を加える。仲間どうし、集団でその身体運動を共鳴させる。つまり、皆がいっせいに、その身体運動のイメージを感じる。脳の運動形成回路が、その運動を組み立て、そのイメージ信号が脳の各部に配布される。それがその運動のシンボルに結びついていく。(拙稿の見解では)共鳴できるその運動、その状況、その物質現象、の脳内シミュレーションに対応させるシンボルとしての音節列が語です。
拝読サイト:キリギリス
拝読サイト:シンボルとインスタンスの違い ???