哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

幼児語の世界

2011年07月31日 | xx6「する」とは何か

ニュートン力学とリンゴの話はこれくらいにして、もっと単純な、言語の原型とも言える、幼児語を研究してみましょう。一歳の赤ちゃんが犬を見て「ワンワン、ワンワン」と叫んだとします。大人語に翻訳すれば「犬がいる」、あるいは「幼児と同じくらいの大きさで四足で歩く動物的なものがいる」「この動物的な物体はワンワンと鳴くだろう」、あるいは「ワンワンと鳴く動物が現れた」などとなるでしょう。

この時、赤ちゃんは実際のところ、何をしているのか?

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人類の言語

2011年07月30日 | xx6「する」とは何か

Godward25 「リンゴに地球の引力が作用する」という言葉の話し手である私は聞き手であるあなたと一緒に、地球引力になり代わって地球引力がこれからリンゴに何をするのか、その結果どうなるのかを予測したい。そういう場合に、私たちは「リンゴに地球の引力が作用する」という言葉を作りだして発声する。そういうものが(拙稿の見解によれば)人類の言語です。

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しようとしてする

2011年07月29日 | xx6「する」とは何か

つまり「リンゴに地球の引力が作用する」というとき、私たちは、無意識のうちに、地球の引力がリンゴに作用しようとして作用する、と思っているのです。私たちの身体が地球引力になったと仮定してその身体でリンゴに作用することを考える。その結果何が起こるのかを予測する。今の状態がどう変化してどういう状態になるのか、その結果を予測したうえで行動に移す。

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引力は加速を予測する

2011年07月28日 | xx6「する」とは何か

Godward24 私たち人間は実は、次のように思っています。つまり地球引力は、自分がリンゴに作用するとその結果リンゴが下に向かって加速されることを予測したうえでリンゴに作用する。こういう状況理解のもとに「リンゴに地球の引力が作用する」という言葉は使われることになっています。

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リンゴは宙に浮かぶ

2011年07月27日 | xx6「する」とは何か

地球引力は物を下に押し付ける作用をする。そういう作用をいつでもどの物に対してもしている。だから支えがない物は落ちるし、机などに置かれている物は机の表面に支えられている。宇宙ステーションの中で物が浮いている映像を見ればよく分かります。地球引力が作用しないと宙に浮かんでいるという状態は変わらない。地球引力が作用すると状態はしかるべく変わる。作用しないとリンゴは宙に浮かんでいる。作用するとリンゴは落ちる。

地球引力は作用すべきときには作用する。作用すべきでないときには作用しない。地球引力が作用する場面を見れば、私たちはそれが作用すべきときに作用しているのだと思います。つまり地球引力は、自分が作用すべき場合か、そうでない場合かを知っている、と私たちは思っています。

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この発想は無かった。宙に浮かぶイス

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