私たちは空間について語る。「それはどこにあるか?」と聞くためには空間の構造をすでに知っている必要があります。たとえば「郵便局はどこですか?」と聞かれて「向かいのビルの地下一階にあります」という会話をする場合、話し手と聞き手は、自分たちが立っているところは道路際であってその道路を渡った向かいにはビルがあること、そしてそのビルには地下があって店舗などが営業していること、などをすでによく知っていなければなりません。話し手と聞き手が、空間の構造に関するそのような知識を共有しているから、空間についてこのような会話がなり立つ。
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