新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

’14 パリ~リヨン~南仏⑨

2014年06月26日 | '14 パリ・リヨン・南仏

朝7時半にホテルを出発してド・ゴール空港へ。帰路につきました。前日にフロントに頼んでいたエアシティーサービスのスーパーシャトルが依頼時間きっちりにやってきて、感激の料金は二人で35€+チップ5€、予算の3分の1で済みました。ホテルの設備は納得いかないものでしたが、フロントの笑顔の対応がよかったのが救い・・・。

セキュリティーチェックに手間取るので、空港には出発の3時間前に到着しておくようにと旅行社からしっかり言われていました。朝食抜きで出発したので、待合室のカウンターで最後のおいしいパンを!

 

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空港のトイレ。ここに来るとトイレも清潔なのでホッとします。手洗いの蛇口の下は真平・・・。水はどこに流れるの?大丈夫?と思って横の婦人をちらり・・・。大丈夫です。真平らには違いないけど奥に向かってかすかに傾斜しています。田舎者はあわてました~。

 

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ド・ゴール空港ターミナル2、ホールFでの日本人の親子4人。娘二人とパパはマンガに夢中、ママは読書。フランス在住の家族でしょうか、4人の真剣なそのまなざしがちょっと微笑ましかったので撮ってみました。フランスは日本漫画の消費大国になっているとか

Photo_4 今度のパリ旅でぜひ食べたかったものの中にオムレツがあります。前回の旅の最終日に食べたオムレツのおいしさが忘れられず、もう一度あのオムレツを!

 

そこで、前回と同じお店に行ったのですが、経営者が変わっていたようで、ふわふわトロトロの真っ黄色のオムレツではなく、焦げ目の付いたありふれた焼き方のオムレツに愕然としました。この後、別のお店でも確かめましたがやっぱりダメでした。
帰国後わかったのが、あのカフェ・ド・フロールの隣のレ・ドゥー・マゴにはふわとろオムレツがあるという写真が出ていました。気づかずに残念!(写真はネットからお借りしました) 今、家の台所で、ふわとろオムレツに挑戦しているところです。

Photo_3左はフランスSNCFのHPから拝借、パリ・ガレ・リヨン駅の写真です。

フランスの新幹線で驚いたのが、新幹線と在来線がターミナル駅では同じ線路を使っていること!だから在来線の車両と新幹線の車両がごちゃ混ぜに並ぶのです。郊外に出ればスピードを出すための専用線路があるようですが。
だからフランスのTGVは他の国にも直通運転ができるのです。もっともターミナル駅での乗車が複雑なのもそこに起因しているようですが。
新幹線・在来線の線路が同じというのは、日本みたいな新幹線の為の用地確保の大変さから解放されることでしょう。

 

フランスと言えば何でもお洒落、センスがいいと思うのは間違い。あるフランス人のブログで「日本の新幹線の普通車両は、フランスのTGVの1等車両に値する」と書いてあるそうです。座席の手入れの良さ、車内の清潔さ、トイレなど日本の新幹線の方が格上というのは私も感じました。日本はメンテナンスに気を配っています。

 

 

ターミナル駅のホーム内の線路の汚さには目を背けたくなるほど。線路の端のまさに帯状に敷き詰めたような煙草の吸殻に目を見張りました。線路の上には何やら異物も・・・。日本では考えられないような光景に愕然としました。
団体ツアーでは、きれいなところばかり連れて行ってくれますが、個人旅行ではこういうところも、目をそむけずにしっかり見てきました!日本の清潔さ、こぎれいさはゆるぎないものです。

 

Img_3635日本を出ると、どこへいっても苦労するのがトイレ。
有料トイレを見つけるとまずは「行っておく」こと。数度の旅行でしっかり学習しました。大体0.5~0.7€。いつも財布にはコインを確保しておきます。

ルーブル美術館の地下カルーゼル・デュ・ルーブルには高級トイレ2€(280円)があり夫が試してみました。日本人ならあまり感動するほどのものではないようです。フランス人には日本のトイレの清潔さは感動ものらしいですよ。
写真は有料トイレで一番きれいだったパリ・ガレ・リヨン駅のトイレ、0.6€。こんな快適なトイレは私の経験では新設の駅ぐらいしかありませんでした。しかし、大きな駅なのにトイレ全体は狭くて扉の数もたった4個ほど。このトイレ事情でフランス人は事足りるのかしら・・・と不思議なくらいです。ちなみにウォッシュレットはほとんど見かけませんでした。

 

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10日間の足をサポートしてくれたものがこの靴です。旧市街の石畳に足が耐えられるものとして店員さんが勧めてくれたものです。ヒールの高さ6センチ、つま先の厚さ2、5センチ。マジックテープで足首をしっかり固定できるところが安全につながった気がします。これまで晩秋の旅行が多く寒さも防ぐブーツが一番楽でしたが、今回は夏場、これにして本当に快適でした。アドバイスに感謝しています。

Img_4179 ネームカード。タクシーに乗るときにちょっとした発音の違いで通じないことがあります。夫が事前に作ったカードが役に立ちました。
備えがあったので憂いはありませんでした。

 

パリからアムステルダムのスキポール空港へ。そこで福岡への直行便に乗り換えてヨーロッパを離れました。

 

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
◆◆タムさんへ◆◆ byちゃぐまま (ちゃぐまま)
2014-07-01 05:25:00
活躍した靴が 《山歩きのトレッキングシューズと共通する部分が
多い》 というコメントにとても嬉しくなりました。正解だったんですね。
デパートで購入したものですが、若い人が履くようなデザインで、
自分一人でならまずは選ばなかったと思います。
もう一足持参していましたが、普通のデザインで底が薄かったので
一日履いて止めました。
さすが店員さんです、アドバイスがありがたかったです。
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海外の旅に慣れたご夫妻がフランス・パリ市内を満... (タム)
2014-07-01 03:02:04
フランスの鉄道事情、公衆トイレ事情、ルーブルの広さ、街並みの様子等勉強させていただきました。

そして、旅慣れた方のいろいろな工夫も参考になりました。
さらに憧れの海外での情報から、やっぱり日本っていいな~とも強く感じました。

今回の旅で活躍した靴は日本で購入したものですか?ヨーロッパ方面の石畳を歩くのに適した快適そうな靴。山歩きのトレッキングシューズと共通する部分が多いなと感心しました。

福岡から・福岡への直行便が増えて旅がしやすくなって良かったですね!
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◆くちかずこさんへ◆◆ byちゃぐまま (ちゃぐまま)
2014-06-28 18:46:57
ながーいコメント、丁寧に書いてくださってありがとうございます。
やっぱり「トイレ考」はくちこさんと同じですね。
ペルーに誘われた時、航空写真を見て、これではトイレは無理と
思い、「いってらっしーい!」と夫を送り出しました。
真偽のほどはいざ知らず「フランスでハイヒールが発達したのは、
窓から道路に捨てる糞尿対策」だったとか。「それもありなん・・・」とは
今回の旅で感じたことです。
ワイン付のレシピ、ありがとうございました。この季節にピッタリですね。


◆◆山口ももりさんへ◆◆ byちゃぐまま
モンサンミッシェルには行ったことがありません。オムレツの本場と
だけ聞いております。でもネットで調べたら、そこも私のがっかりした
オムレツと同じ類でした。
家では、卵を溶いてチーズを混ぜます。焦がさないようにフライパンの
縁を利用して向こう側にやったり、こちら側にまとめたりと形作ります。
ソースは市販の小分けしたデミグラスソースに、はちみつとケチャップを
混ぜて、それらしくしました。おいしかったです。
ほんとは一人当たり3個の卵が適当のようですが、怖くて使えません。
2個です。


◆◆花ぐるまさんへ◆◆ byちゃぐまま
ビジネスクラスの料金を考えると、エコノミーでいいと思ってしまいます。
ただ個人旅行で航空券を取るときは、エコノミーでも787とか、777は
シートピッチが広くなっており快適でした。
今回はトイレのコメントが多く、皆さんも苦痛の種だったことがわかります。
考えれば日本も40年前はきっとこんな風だったような・・・。
日本にウォシュレットが発達したのは、日本人の清潔感のおかげですね。


◆◆ビオラさんへ◆◆ byちゃぐまま
高級ホテルでもウォシュレットはないんですね。
《彼らは体の構造的にトイレの回数が少ないからだと…》は、私も聞いた
ことがあります。
でも人間の体の「入る、出る」のバランスはみんな一緒のはずと思って
しまいますがね~。
あの素敵なパリジェンヌが汚れたトイレにどういう風にして入るのか・・・、
なんて下種の勘繰りかしら?こんなこと、セクハラものかしら???
ワールドカップでもゴミ集めは賞賛を浴びました。日本人のいいところを
世界に発信していきたいですね。









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個人旅行ならではの気付き・・・ (ビオラ)
2014-06-28 14:13:29
なるほどなるほどと思って読ませていただきました
トイレの数、綺麗さで日本に勝る国はないのでは?
今回ベルンのホテルは有名人も多く泊まる高級ホテルでしたがトイレにウォシュレットはありませんでした
ウォシュレットは日本人の清潔好きを物語る好例ですね
ヨーロッパの国でトイレの数が少ないのは彼らは体の構造的にトイレの回数が少ないからだと聞いたことがありますが実際は?
おしゃれなイメージのフランスも陰ではゴミだらけ、というのはよく耳にします
日本の新幹線の清潔さも誇れるものでそのお掃除風景は外国人の驚異の的だそうですね

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10日間のフランスの旅、良かったですね (花ぐるま)
2014-06-28 07:38:05
全部、ご自分で計画、実行されたことに流石に凄いなあ~と思いました

私達はもう、荷物を沢山持ったりするのが嫌でツアーを選びますが、
もっと年を取ったら今度はビジネスクラスで行きたいなあ~なんて言う事も
考えなくてはいけないかも。
あの往復の何とも狭い航空機の中、本当に苦痛ですよね~
飛行機から降りる時にビジネスクラスを通ると、ああ~ゆったりしていて楽そう!って思うのですが旅費を倍まで払って??と考えてしまいます
日本へ帰られると一番!トイレが清潔だと言う事!
それが私は一番です
日本の観光地の中にはそうでないところもありますが、空港やSAなどはもう他国のどこよりもいいですから
また、次の計画を予定されているのでしょうね
有難うございました
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ふわとろオムレツ・・・・ぜひ研究の成果を教えて... (山口ももり)
2014-06-27 09:38:36
ふわとろオムレツ・・・・ぜひ研究の成果を教えてください。牛乳を入れるのかなあ???有名な、モンサンミッシェルのオムレツにはがっかり。日本ほどトイレがきれいな国は世界中のどこにもありませんねえ。どんな田舎でも、民宿でも、ともかく清潔ですし、最近ではウオッシュレットですしね。靴・・・靴こそはヨーロッパ文化ですね。私も、最近靴が不調で困っています。足が弱くなってきていますから、半時間も歩いたら、具合が悪くなるような靴では困るんです。蒸れるのもいやですし・・・楽そうな靴ですねえ。
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なるほど、カード作成ですね。 (くちかずこ)
2014-06-26 22:51:47
以前、台湾の時は娘が手書きで作ってくれましたが・・・
でね、
くちこが海外旅行で一番憂鬱なのはトイレです。
これが満足できたことは無いです。
台湾なんて、殆ど、ペーパーはバケツに、だしね。
くちこは真剣な話、トイレが汚いとノイローゼになりそうで・・・
プーケットでたじろぐ母を娘が叱り飛ばしたという一幕も。
船旅もスイートクラスでないと、ウォッシュレットでは無かったので、くちこより、夫が不満そうでした。
ペーパーの質についてもね。
くちこはわがまま人間なので、旅行に向かない人間とも言えます。
フランス、色々楽しめて良かったですね。
でも、街が汚いという話もよく出ていますよね。
大陸的感覚なのかなあ?
あ、そうそう。
こんなレシピ、くちこのお勧めです。
野菜の量は超適当で大丈夫ですよ。

ワイン漬け  新玉ネギの美味しい頃に(*^_^*)
<材料>
キャベツ2分の1個 → ざく切り
人参  1本    → 拍子切り(薄く)
玉ネギ 1個    → 半分にして薄い輪切り
胡瓜  4本    → 拍子切り(やや厚く)

上記の野菜を塩大匙2を振り入れて混ぜて暫く置く

水気が出てくるので、絞らずに水分だけ捨てる

白ワイン2分の1カップ
サラダ油2分の1カップ
酢   1カップ
砂糖  1カップ(100g)

上記の調味料を入れて混ぜる。
半日置くと食べられる
冷蔵庫に保存すれば2週間可
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