フィルターなしの換気扇に取り換えて4年。説明書には月1回、薄い洗剤液に浸した柔らかい布で拭き取ると書いてあります。
お手入れランプの表示機能もありますが、あのベタベタ油煙が排気口から100%完全に外に出ていくはずはありません。物理学的にも油の分子が消滅することはないでしょう。
壁にメモ紙を張って、掃除した日を記入していくようにしています。汚れが見えなくても2か月に1回、部品を取り外して掃除をするようにしておけば年末にも困りません。12月のお掃除は少し丁寧にしました。
先ず整流版を取り外してスチームクリーナーで蒸気を拭きかけます。
汚れはこのくらいですが、乳化した油が残っていて乾いた布で拭き取ればきれいに落ちてさっぱりします。痛みもなく、最初の取り付けた頃とほとんど変わっていません。
シロッコファンには直接蒸気を吹きかけて油を浮かせ、割りばしに布を包んで縦に拭き取ります。これもさっぱりしました。
洗剤を使った掃除法では、水拭き2度、それから乾いた布で拭き取るという手間と時間がかかり、仕上がり後も油のべとつき感が残ります。しかしスチーム掃除は時短で、仕上がりのすっきり感が全く違います。
オイルトレーには油は溜まっておらず少しべとつくだけでした。これもスチームを吹きかけて乾いた布で拭き取ります。
本体をカバーする整流板よりも、この本体の方にが油がついていました。
本体の部分は布カバーの付いたスチームで拭き取り、金具の部分は直接蒸気を吹きかけて。隅の方に乳化した油が残っていたので、これも乾いた布で拭き取れば、さらっと気持ちよく仕上がります。
黒く見える内部には初めてスチームを入れましたが、腕を入れると、奥の隅々に油がこびりついていたのでやっとスッキリしました。
ところが、乾いた布で拭き取った時に、何と!ゴキブリの死骸がくっついてきたのです。「きゃ~っ」もう身震いしました!こんなところにいるということが、そうとうショックでした。
密閉状態ではないなら、ゴキブリはどんなところからも入るそうです。夕食の時にこれを思い出しそうで怖い・・・。でも大丈夫でした。すっかり忘れていてよかったです。
前回の掃除までは、スチームクリーナーを使っていいものかと不安で、ファンの部分にだけ使っていました。しかし、掃除の専門業者はスチームクリーナーを使うという事をテレビで知り、今回は全工程をスチームでの掃除にしました。別に変色も変形もなかったので、レンジフードにもスチーム掃除がOKだったのだと理解しました。時短、すっきり、のスチーム掃除でした。