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新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

第25回 福岡アジア文化賞 授賞式

2014年09月19日 | 福岡アジア文化賞

毎年9月になると、アジアの玄関口・福岡では「アジア」の文字が街にあふれ、関連行事が目白押しです。
アジアの多様な民族・文化の特性をふまえて、固有の文化を守りつつ、新しいものを生み出していくという趣旨のもとに、25年前福岡市は「
福岡アジア文化賞」を創設しました。

「アジアの固有かつ多様な文化の保存と創造」に顕著な業績を上げた人たちを、全世界の中から選び表彰するものです。

賞の内容は「大賞」500万円、「学術研究賞」300万円、「芸術文化賞」300万円で、そのPrize moneyの高額さを見ても、福岡市が如何にアジアの交流に力を入れているかがわかります。25年間で99人もの受賞者を出しています。

2014年の受賞者は
・大賞 : エズラ・F・ヴォーゲル(米国/社会学者)
・学術研究賞 : アジュマルディ・アズラ(インドネシア/歴史学)
・芸術・文化賞 : ダニー・ユン(香港/演劇)

授賞式の写真は福岡アジア文化賞HPからお借りしたもので、インターナショナルスクールの子供たちによる花束贈呈です。2014ceremony-top.jpg

第1部の秋篠宮ご夫妻のお言葉、授賞式に続き、第2部では、受賞者ダニー・ユン氏の演出によって、昆劇の俳優さんと東儀英樹氏の「雅楽と昆劇の共演」が催されました。
昆劇の俳優さんのスカートから覗く足の動きは、まさに日本の古典芸能の足さばきと同じなのに感動しました。
東儀氏が山吹色の狩衣と烏帽子(えぼし)で現れた時は、「光源氏!?」と思う程の研ぎ澄まされた美しさでした。
東儀氏単独での祝宴演奏「New ASIA(ニュー・エイジア)」が会場いっぱいに伸びやかに広がると、観客席には静かで熱く大きな感動が生まれました。楽器は「ひちりき」だったと思いますが、雅楽の存在感をこれほど大きく感じたことはありませんでした。

市民フォーラムとして、各受賞者の講演会も別の日に行われます。

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