兵庫県立美術館での「窓辺で手紙を読む若い女」が今回のメインの絵です。窓から差し込む光のとらえ方、ガラス戸に映る女性の顔、静謐な空間の中で手紙を読む少し憂いのある横顔の美しさ。
昨秋にドレスデンで見ていたので今回で2回目。大好きな絵です。
兵庫県立美術館は、安藤忠雄氏の設計で平成14年にオープンしたもので、単純明快な構成と目の前に海が広がるのが特徴です。
さらにこの旅の話題性は、皇太子殿下と同日同泊だったことです。警戒が物々しく、近くの工事現場が、かなりの範囲にわたって植栽や絵を印刷した幕やイルミネーションで目隠ししてあリました。おかげで私たちも騒々しい建築現場を見ずにすみました。殿下が行かれた国立国際美術館は当日は臨時閉館だったので、翌日に回し、見事な展示の「エミール・ガレ展」を見ることができました。