
昨夜は、今年最後のスターウォッチングをガトーキングダム小海で開催しました。開催前にホテル石和のチームとホテルで食事をしてから準備に入ったのですが、当初は雲が多くて晴れるかどうか不安でしたが、スタート直後は雲一つない最高の星空になりました。参加者は、本来なら30名が定員なのですが、昨夜は20名で締め切って開催することにしました。しかしその後から参加希望者が何名か出てきましたが、全てお断りしました。昨夜やっていて分かったのですが、一度の定員を20名ほどにしたら、割とスムーズで一つの天体の観望にかかる時間も短くなって、対応するガイドにも余裕が少しできるので、トータルではお客さんの満足度を上げられると実感しました。来年からの開催では、またその方法などについてもこれから協議されますが、その内容は大きくは変わらないでしょう。
画像のアストロカーとスクリーンがバイオレットカラーになっていますが、新たに取り入れたLED照明によるもので、スタート前は、アストロカーの周囲からカラーライティングをしてみましたが、悪くないと思いました。ライティングはスマホからワイヤレスでコントロールできるので便利です。ただライティングのタイミングとその方法は、今後検討の余地があります。昨日初めて使った新たな電子の目ですが、TGM-1を改造したマウントが素晴らしくて、主望遠鏡とのアライメントがスムーズにできました。以前の3本ネジのホルダーでは、本当に苦労していましたが、あまりにあっけなくできたので、これならもっと早く改良すべきだったと反省しています。しかし、主望遠鏡とのアライメントが開催時間直前となったので、上手く行かずに、結局はプレートソルブを使った自動導入が全く使えなかったので、SkySafariで導入してから手動で修正して何とか導入ができました。画像のプレアデス星団では、記念写真大会になって、大変盛り上がりました。
ガトーキングダム小海でのスターウォッチングは、最後でしたが、まだ2回残っています。それは山梨県の石和温泉での開催です。ホテルスタッフによると、今年の石和の曇天率は90%だそうです。つまり10回中9回が曇りということですので、これは流石に無視できません。しかし、最後の2回中の今週末は、ようやく晴れて開催できそうです。石和の星空環境は決して良くないので、そこでスターウォッチングをするには、スクリーンを使った電視観望を最大限使った見せ方をする必要がありますが、晴れてくれることが絶対条件となります。せめて月や惑星が出ていれば、何とか見せられるのですが、星も出ていない場合には、本当に絶望的な状況になります。ただし、いくら晴れると言ってもそれに参加者数が伴うかは、小海とは大きく違ってきます。いずれにせよ、あと2回しか無いので、何とか晴れて来年のためのデーター収集に役立てたいと思います。