おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

ポラリエ/ポラリエUでの星空の撮り方

2021-06-13 16:06:07 | ポータブル赤道儀関連


まず、先日の乗鞍岳の星空を撮影する際に持っていった機材をご紹介します。画像がそれです。三脚はVelbonのUTC-63Cカーボントラベル三脚です。ここ数年前から国内外での撮影には必ず持って行っているお気に入りの三脚です。軽くて持ち運びが楽なので、登山する人にも人気の高い三脚です。これとは別に海外にはもう1本の大型カーボン三脚を持っていきます。

三脚の強度をやたらと気にする人がおりますが、メーカーが公表している対荷重などの数値はあくまで基準値なので、それより重量物であっても使い方によっては全く問題ない事がほとんどなので、私は全く気にせずに使います。登山などの極限状態だとテーブルトップ三脚でフルサイズ機を乗せて星空の撮影をする事もあります。要は道具を使う人次第なのです。レンズ類ももっとカメラも含めて持っていきたいところでしたが、持っていっても欲張り過ぎると思ったような絵が撮れない事も多いので、必要最小限の機材で撮影に臨みます。



ポラリエは、PCB-EQと共にこんな風に使っていました。見た目バランスが悪いですが、駆動軸の真上に負荷をかける搭載で使っているので、駆動軸の真横で使うよりは駆動軸に対する負荷がかかりにくいです。この使い方は海外で車で行けないような場所ではよくやります。これでウェイトのシャフトも不要です。しかしペットボトルを持っていく場合には、ペットボトルアダプターとシャフトを1本持っていきます。重量的には全く気になりませんし、構図決めの時が楽なのでそうしています。



それから先日も「ポーラーメーター」の事を書きましたが、使わなくても済む方法として画像の「アングルメーター」と「コンパス」を併用すればポーラーメーターの代わりにはなります。しかし先日の撮影ではいずれも使いませんでした。ポラリエの極軸穴を使っただけです。



極軸の角度はその土地の北極星の地平高度と同じですので、アングルメーターをクイッククランプベースに乗せて角度を決めます。



方角については、ビクセンのコンパスで合わせられます。しかし厳密には北極星の方向には向いていないので、大体合わせる程度です。極軸覗き穴から北極星を見て合わせた方が遥かに正確です。これができればアングルメーターも不要です。しかし北極星が見えないところでは、この方法が使えます。

ただ、その都度この両方で極軸合わせをやっているのは面倒ですので、ポーラーメーターがあればこれ一つで済むので、北極星が見えない場所では使う事が多いです。要は必ずしもポーラーメーターに頼る必要はないというお話です。



今回の撮影はとても良かったので、次回は7月にE-Bikeで行こうと計画しています。もちろんまた山荘にお世話になりますが、夏に入ればバスの乗客も増えてくるので、のんびりと三本滝から上がって行こうと思っています。高山植物の最盛期がいいのですが、そうなると8月になるので、8月はペルセウス流星群に合わせて上がろうと考えています。



久しぶりに我が家の猫たちです。今日はこの猫の遊び場の箱を作っていました。すっかり気に入ってくれたようで、今は中で寝ています。猫は基本外には出さないので、運動不足にならないように飼い主が色々と考えてあげる必要があります。猫を飼い始めた頃は当店へ来てくれる方々を癒して欲しいと考えておりましたが、猫カフェのようになるのは猫たちが可愛そうなので、今は敢えて猫部屋の外には出さないようにしています。猫好きの方が来られると申し訳ないと思いますが、ご理解いただければと思います。