おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

TeleGizmosは大変好評です!

2019-01-06 15:41:27 | ブログ


今日1月6日の午前中は3年ぶりの部分日食があったので、地元のスーパーと八峰の湯をハシゴして多くの方々に部分日食を見てもらいました。途中撮影もできたので、一人で細々と観測しているより遥かに楽しめました。始めた最初の数分くらいは雲が無い中で見れましたが、途中からどんどん雲が厚くなってきて、終わる頃には完全に曇っていました。これが太陽だったので良かったですが、月食だったらほとんどまともに見れなかったかもしれません。年明け最初の天文イベントとしては大成功でした。これを機会に町内のいろいろなところで星空観測会を不定期で行っていこうと考えています。本来なら地元の天文ファンと一緒にやっていけば負担が減るのですが、逆に心労も増えるので、一匹狼でやるほうが私のスタイルに合致しています。



昨日行ってきた「八岳の滝」ですが、去年秋の台風被害から全く手つかずの状態で、滝に近づくのは容易ではありません。登山道がぐちゃぐちゃになっており、途中何度か川を渡る必要があり、凍結した岩に乗るとすべって転倒します。岩で頭をうつと命にかかわるので、現在は立ち入りを禁止しています。できれば滝の前で夜の撮影をしたいと思いましたが、歩くのでさえ危険なので、さすがに機材を持って夜に行くのは命がけです。去年被害直後に上がって状態を撮影して、町役場へ報告しました。いずれにせよまだしばらくは修復されないと思います。



それから、数日前に入荷したTeleGizmosカバーですが、今回入荷した中でT306というモデルがあります。これまでに販売していなかったモデルですが、実際に赤道儀に被せてみると結構大きくて使えそうです。SXG-HAL三脚の上部までしかかかりませんが、15cmリッチークレチアン鏡筒がすっぽり入りきります。T306モデルは、MeadeのETX-LSタイプを想定してデザインしています。



被せる前の機材ですが、赤道儀はSX2です。鏡筒のサイズから考えて、C-8シュミカセでも大丈夫です。ただこの状態で使う場合には、下から雨などが入り込まないよう気をつける必要があります。下端のコードを引っ張って締めればある程度防げますが、心配な方はもう少し下までかぶさるT309以上のサイズを考えてもいいでしょう。T306は本日から販売します。



次にこれも新しく入荷したカバーですが、T3R6というモデルで、屈折赤道儀の大きな口径用で赤道儀用としては最大のサイズです。画像を見てもらえば理解できますが、ED103SとSXP2赤道儀と比較しても相当大きなことが分かります。ED103Sなら余裕どころかぶかぶかです。150cmクラスの屈折ならいい感じです。このカバーは最大高さ140cmあります。入り口が160cmあるので、緊急用のシェルターテントとしても使えそうです。ただし中は真っ暗になるので、実用的ではないかもしれません。しかし、保温性能は一般的なテントより遥かに高いので、意外とシェルターとして考えてもいいかもしれません。

いずれにせよ、最強のテレスコープカバーTeleGizmosですが、現在ほとんどの機種用が在庫しています。もしドブソニアン用の御希望があれば次の便に乗せるので、お知らせください。ドブ用は薄手の安価なタイプと365シリーズのしっかりしたタイプの2種類あります。庭で一晩二晩使うには安価なもので十分ですし、大型ドブで庭などに設置しておきたい場合には、365シリーズをオススメします。