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パートナーの問題意識

位相化で先行きを示す

 ムバラクの共和政にしても、下からの力で倒すことができた。ただし、新しい体制をどうするかは準備されていない。その部分を位相化で準備しないと、いつまでも、同じところをグルグル回って、破壊だけに終わります。

 それぞれの問題意識をかたづけることで、全体が変わっていく仕組み、上からの課題ではなく、そういう仕組みを作る世界。そのために何が必要か、その前提条件とそれをどのように維持していくのか、

 一番、底辺のところも変えていかないといけない。その部分が一番難しい。今は意志の力ですが、それを存在の力に変えていく。それをどういうカタチでやっていくのか。

 地球原理ではないけど、そこに存在することの意味、そこから考えていかないと。用意された枠組みに入ればいいのでは、何も変えられない。消費されるだけです。

 今までは、拡大基調だったから、消費することがいいことだったけど、拡大しないところでは、争いになります。その意味では、マルクス・エンゲルスの資本論の時と同じような状況です。あのときは拡大する前だった。今は、拡大から縮小に向かっているから、さらに難しくなる可能性があります。

パートナーの問題意識

 パートナーから答えが返ってこない。いよいよ、組織は人格を潰しにかかっているのでしょう。コントロールできるだけの容量を持っていないのに、組織の論理だけで動こうとします。これは、一つの変曲点でしょうから、しっかり、観察しておきましょう。

 問題意識を持つということ。どうやって、問題意識を持つのか。問題意識を持った者が一緒になってやっていくことも難しいです。問題意識を集めて、表現したもののが、キーワードです。

 パートナーの場合なら、観点ですね。ユーザー側から見ています。それは、ファシリテーションで身につけたのでしょう。システムを作ることではなく、使うことにかなり、苦労してきたから。

 だけど、この部署では、作ることしかなく、作ったらおしまいです。そこに、ユーザーの観点をどう入れ込むのかは問題です。それでもって、澄ましている方がはるかに問題です。

 パートナーに構わないようにしようとしたが、気になって、たまらないので、直接、聞いてみた。なかなか、パートナー離れができません。返事はあっさりしたものです。

 問題意識はいいんだけど、一番肝心なところが抜けています。その問題意識をどうやって、わからせるのか。それはデータだけではしょうがないです。思いです。その思いが通じない相手にどうやって、求めていくのか。

 そういう時は、サンドイッチするしかない。Sをせめて、Gを圧縮する。関連部署から、ユーザー部署で問題意識を共有できるところから攻めることです。問題の種類はさほど多くない。

多層的な見方

 単層的な見方から、今の組織は出来ている。利益が一番とか。福祉をする部分も単層的です。だけど、現実は、多層的になっています。各層にインバリアントがあり、それが空間になっている。それぞれは相手が違います。

 元々、単層的になったのは、科学技術です。科学技術を現実にするために、単層的でないと、効率が悪いために、そうなった。

 だけど、科学技術の限界が見えてきた。それだけでは、だれも幸せにならない。次のフェーズに行ったときには、当然、異なります。

 だから、原発を許すか、許さないかの二者択一ではないです。そういうことを議論をしながら、この地域としては、どうするのかを決めていくやり方。それが社会の位相化につながる部分です。これをどうやっていくのかというのは、大きな問題です。

 一次元に居る人が、二次元のことが分からないと同じように、単層化に居る人は多層化のところが分からないのは当たり前です。どうやってやるか。イメージだけで理解することはできないでしょう。

 逆に言うと、位相化しないと、その部分はずーとそのまま、拡大していって、破滅を向かえるだけです。そして、復興という名前で、次の単層化に行くだけです。答えにはなっていません。個人の分化は多層化のベースなんでしょうね。

 だけど、それを証明せよと言われたら、困りますよね。データだけではダメでしょう。心の問題だし、その集合を集合として正規化せずに、位相化して見ている以上は、一番のポイントから、作りあげていくしかない。
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